公開日:2022/06/10
甘じょっぱくて美味しいけどレアなベトナムローカル麺料理!Bánh Tằm Bì(バイン・タム・ビ)とは?!
ベトナムには数多くの麺料理があります。名物の米麺「Pho(フォー)」から、同じ米麺でも太さ・硬さ・色が異なる様々な麺料理があります。
今回はベトナム人の間でも「食べれたらラッキー」と言われるような、美味しいけれども出会うのが難しい非常に“レア”な麺料理、「Bánh Tằm Bì((バイン・タム・ビ))」をご紹介します。
ベトナム麺料理「Bánh Tằm Bì(バイン・タム・ビ)」はどんな料理?発祥は?
米粉で作られた麺は太くてややぶきっちょな形をしています。その色・形が「蚕」のようにも見えるため、「蚕麺」とも呼ばれます。
米粉と水で作られた麵自体に味はなく素朴で、上に野菜(モヤシ・香草)と千切りの豚肉やハム・豚の皮がのっているのが特徴です。
※名前にある「Bì(ビ)」とは、豚の皮の千切りのこと。こりこりした歯ごたえで、沖縄料理の「ミミガー」に近いです。
タレはヌクチャム(魚醤と砂糖を混ぜた甘じょっぱいオレンジ色のタレ)と、ココナッツミルクをかける、常温のあえ麺です。
※ヌクチャムは日本でいう「出汁つゆ」のような存在で、おかず・常温の麺料理の味付けによく使われます。ですが麺料理にココナッツミルクが使われているのは、ベトナムでも珍しいです。
ベトナム南部のメコンデルタ地方であるバクリュウ省(Bạc Liêu)発祥です。ホーチミン市でも取り扱っている店はごく少数で、また外国人が行くようなレストランではほとんど見かけたことがありません。
ホーチミン市で「Bánh Tằm Bì(バイン・タム・ビ)」を食べられるお店は?
そんなレア料理であるBánh Tằm Bìを食べたいと思ったらどうすれば良いのか?筆者はたまたま、ベトナムのローカルスーパーであるCo.opで見かけて、この料理を知りました。
とは言え、常にCo.opにあるわけではなく、町中でも見かけるのは稀です。
そのため気になる方は、Grabなどのデリバリーアプリで「Bánh Tằm Bì」と検索し、まずはデリバリーで楽しむ・または検索で出てきたお店の住所を訪ねる、というのがおすすめです。
具材で肉類をあまり使わないからか、ベジタリアン料理店でこの料理を見かけることもあります。今回(写真は以下)、試しにベジタリアン料理店のBánh Tằm Bìを頼んでみたところ、豚肉の部分は大豆製品で代用されていましたが、タレの味付け等はほぼ同様で、違和感なく楽しむことができました。
近年日本でもベトナム料理店はじょじょに増えていますが、ベトナム現地には外国人が知らない食材・料理がまだまだ数多くあります。興味があればぜひ奥深いベトナムのローカル料理にもチャレンジしてみて下さい。
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