公開日:2018/06/15
TAPAS流行りのホーチミン、まずはこの店!
開店一ヶ月半で大人気!
まだオープン間もないお店な上に、ビルの表には小さな看板しかなく、知らなければ、まずたどり着けないだろうと思えるような場所にできたTapasのお店。
本場、スペインからのシェフやスタッフが配置されていて、店内はラテン的な活気はあるけど、インテリアが落ち着いており、大人のバル、と言った感じ。当然ながら、その様子を察したホーチミンっ子にはあっという間に大人気となり、週末ともなると、予約がないとは入れないほどの盛況ぶり!
当然、インターナショナルな客層を見込んでいるため、英語対応もスムーズで、非常にスマートな空間になっています。
また、飲食店としては自信の表れ、オープンキッチンも堂々たるもので、機能的である上に、客へのアピール力も高く、こちらにおられるシェフたちは、ただ料理を作るだけでなく、エンターテイニングもこなしておられるという多彩ぶり。
ドリンクへのこだわり
バルであるため、お酒へのこだわりもなかなかのもので、カクテルに使うトニックは6種類からの選択制。2段階の価格帯に分け、お客のニーズを尊重します。
自家製のサングリアも好評で、ホーチミンならではのふんだんなフルーツを贅沢に使ったカラフェでの提供は、日頃のお店との楽しみ方に違いを感じさせてくれるオシャレな演出。
特に白のサングリアは、使う果物の選択から、仕込む際のタイミングなど手間のかかるものですが、惜しげなくその手間をかけてくれている味が贅沢です。
タパスの数々
フードはタパスメインですが、がっつりヘヴィなメインコースも用意されているので、軽く飲むための時も、しっかりディナーをしたいときにも使えてしまう重宝さ。
まずはプルポ(タコ)のマリネのタパス。ホーチミンで手に入るタコは日本のタコと違って柔らかく、こういうシンプルな料理に向いているのですが、独自のマリネードの風味が加わり、思わずお酒がすすむ一品。
こちらはイカスミを使ったコロッケ。
日本人的にはあまり使わない食材ですが、こういうところで手軽に試して観れるのはいいですね。タパスは50,000 vndくらいからあり、メイン価格帯は、100,000 vnd。少人数で行っても色々試せるのが魅力。
イカの自家製ライトピクルスは、ちょっとスパイシーですが、日本の酢の物にも通じる親しみがあり、地中海地域の料理をホーチミンで食べる、というインターナショナルな環境にもかかわらず、なぜかホッとしながらいただける一品。
小さな皿から大きな皿まで見逃せない料理の技術!
メインプレートにはステーキなどのボリュームのある皿もあるけど、今回はタパスを色々と食べてしまったので、小さめのメインディッシュを一品。
オススメを聞くと気軽に答えてくれたホールマネージャーらしき方のご意見に沿って、イベリコ豚のミィアムロースト。
グリルとサラマンダーを駆使したこちらの一品は、まるでスロークックの技法を用いたかのような焼き上がりで、実に素晴らしい味わいとなっています。高級店の一角にでもいるかのような錯覚をしてしまいかねないこちらの皿は、300,000 vnd弱。他のタパスに比べれば高めの金額設定ですが、こんな料理をこの価格帯で食べられるお店があるというのは、かなり幸運なことかと思われます。
使い方色々
食事や軽く飲むにはもちろん、時間を無駄にしたくないビジネスマンであれば、ウェイティングバーとしてこちらで軽く飲みながら待ち合わせをし、お目当のディナーのお店に向かう、なんていう使い方もスマートかと。
こういうお店で待っていたら、待たされる方も苦にならず、相手がお仕事で急に遅れた場合でも、余裕を持って対応できるのではないかと思います。
ホーチミンには、美味しく、おしゃれで、いろんな場面に利用できるお店がたくさんありますから、用途を広げて、どんどん活用していきたいですね♪
お店情報
Octo Tapas Restbar
住所:75 Ho Tung Mau Q1
電話:+84 93 300 28 95
営業時間: 16:00 – 23:00
執筆:フードアナリストちぇり
フードアナリストちぇりのホーチミン美味いもん