公開日:2017/11/10
天空の秘境サパについて
ベトナムで一番秘境と呼ばれているサパは中国との国境近くのラオカイ省にあります。標高は1600Mに位置しており、真冬には雪が降る事もあります。モン族やザオ族などの少数民族が暮らしており、また一帯の峡谷の美しい景観のため多くの観光客が訪れる町です。
フランス人が避暑地として開発を進めた歴史もあり、西洋の雰囲気もあります。ベトナム特有の熱気や湿度も無く、空気が綺麗な幻想的な景色が続きます。
もともとはアクセスが悪く、ハノイから列車、列車を降りてバスで行くしか方法が無かったです。最近になり、道路も整備されてハノイのノイバイ空港から直接観光バスの運行もされています。バスで行く場合も5時間近くになり、それなりに秘境に向かっている感じにはなります。山々の奥地に進むと大きな棚田が見えるとサパの町に着く感じです。
サパ観光のメインは「トレッキング」になります。小さい村を数時間かけて歩きます。高原でのんびりする事もできますが、アップダウンがある村々を歩きまわると、少数民族の工芸品やお土産店があり、ショッピングも楽しめます。
サパにはベトナムで一番高い山のファンシーパン山があります。標高は3143Mになります。そのファンシーパン山には世界一のロープウェイが2016年に開通しています。全長が6293Mもあり、高低差も1410mになり、二つの観点で世界一になっています。山頂までロープウェイで登れますが、山頂に到着する霧がかかって何も見えない事も多いです。
ベトナム人の間でも大人気になり、ハイシーズンでは1時間待ちの大行列になります。せっかくサパに滞在されるならばおすすめしたいです。シーズン的には3月~5月と9月~11月が天候が安定しています。大自然のベトナム秘境サパをぜひ体験して頂きたいです。