公開日:2022/12/23
ホーチミンで二郎系ラーメンが食べられる店【かかし屋】をどこよりも詳しく紹介
ホーチミンには日本のラーメン屋さんがたくさんありますが、二郎系のようなラーメンを提供するお店はなかなかないように思います。今回はそんな二郎系ラーメンを提供するお店「かかし屋」をどこよりも詳しくご紹介致します。
1.「かかし屋」について
もともとデリバリー弁当の拠点としてホーチミンに店を構えていましたが、昨年のコロナによるロックダウンの影響でデリバリーの競合が増え、他との差別化を図る為、居酒屋兼ラーメン屋として「かかし屋」をオープンされたそうです。(店名の由来は「かかし」という言葉がベトナム人に馴染みがある言葉で覚えてもらいやすいからだそうです。)今では日本人のお客さんが増え、すでに穴場の人気店となっています。
●お店の場所
ホーチミン市1区中心地から車で15分ほど南に行った先にある4区の中心地にお店を構えています。中心地とは言いましても路地を進んだ先にあり、日本人はもちろん、外国人はほとんどいないようなローカル感あふれる場所に位置します。はっきりとした住所はないそうですが、Google Mapで「かかし屋」と検索して行かれるのが安心です。下記に詳しい行き方を記載しているのでご参照ください。
大きな通りから、この薬局が立ち並ぶ通りに入ります。
この薬局の看板があるところを右に曲がると見える「RAMEN BAR」と書かれた黄色の看板のところがお店となっています。
●昼はラーメン屋、夜は居酒屋
営業時間は、昼は12時~15時まで、夜は17時~22時になります。(混み具合によっては若干の時間変更有)。昼の時間帯はラーメンを中心に、夜は居酒屋として営業しています。基本的に予約はなしでも大丈夫との事ですが、4名以上で来られる際は予約を入れた方がよいとのことです。予約は電話かSMS、またはLINEからでもできます。
●お店の外観や内装の雰囲気
お店の看板はかかしの顔である“へのへのもへじ”が描かれており、わかりやすく覚えやすいです。また、お店の中に入ると、昔ながらのおでんの屋台風のカウンターが少し昔の日本からタイムスリップしてきたかの如く姿を現します。昔懐かしいブラウン管テレビも設置されており、実際に日本のテレビを見ることができるそうです。ちなみにお店の看板や屋台風のカウンターなどはすべてオーナーの手作りだそうです。
2.本場の中華やこだわりカレーが楽しめる豊富なメニュー
お店の看板メニューでもある“小二郎ラーメン” 150,000VND(約750円)や“家系ラーメン” 180,000VND(約900円)、“カリーコム(ドライカレー)” 130,000VND(約650円)などのメニューから、夜の居酒屋メニューとしておでんやアルコール類まで、豊富なメニューを提供しています。
●本場中華の味を楽しめる
オーナーがホーチミンに来る前に中国で数年働いていたということもあり、こちらで提供される“麻辣刀削麺”や“担々麺”、“麻婆豆腐”などの中華料理は本場の味を食べてきたお客さんが太鼓判を押すほどの“本場の味”を楽しむことができます。
●こだわりの自家製麵とドライカレー
こちらのお店では “小二郎ラーメン”、“家系ラーメン”、“麻辣刀削麵”に使われている麺は、こだわりの自家製麺でコシが強く食べ応えのある麺となっています。また、“カリーコム”のルーはスクラッチから作っており、ここでしか食べることのできない味が楽しむことができます。
●二郎ラーメンではなく、小二郎ラーメン
ラーメン二郎という名称は商標登録をされている為、オーナーはそこに敬意を表して“小二郎ラーメン”という名前にしたそうです。また、特別記載はないのですがお客さんのお好みに合わせて二郎系ラーメン特有の注文(麵の硬さやアブラ、にんにくの量など)もできるそうです。特に暗黙のルールやマナー等はないので気楽に注文してみてください。
●不定期メニューあり
その日仕入れた食材によって通常メニューとは異なるメニューも不定期で提供される時もあるそうです。詳細な情報はTwitterにて随時ツイートされていらっしゃるので、そちらを参考にしてみてください。
3.かかし屋オーナーについて
今回のインタビューで伝わってきたオーナーの料理に対するこだわりや雰囲気、SNSを利用したマーケティング戦略などが日本人客人気の理由の一つです。
●独自のSNSマーケティング
「かかし屋」さんのTwitterは、ご近所さんとのローカル生活の近況やオーナー自身の人柄が伝わる面白いツイートばかりでフォロワー数も千人を超えています。気になる方はぜひ一度かかし屋さんのTwitterを訪れてみてください。
●ダナンから「かかし屋」の為だけに来たお客さんも
筆者が訪れた際に来店されていた方のお話を聞いたところ、なんとダナンからホーチミンに「かかし屋」さんのラーメンを食べるためだけに来たとのことでした。さらに、その方はTwitterでの「かかし屋」さんのツイートに興味を持ち、気づいたらフォローをし、追っかけるようにしてツイートを見ていたそうです。そして、実際にラーメンはどうなのかと気になり足を運ばれたそうです。Twitterによるフォロワーのファン化がお店の集客につながっている、WEBマーケティングの実践を目の当たりにしました。
4.今後の「かかし屋」
●店舗展開の計画
今後はハノイやダナン、カンボジアのプノンペンに店舗を展開したいという思いがあるそうです。現在は協業してくださる方を探していて、見つかり次第実行できる準備はできているそうです。
●ベトナム人客を増やすためTik Tok を始める
最近、オーナーはお店の宣伝とベトナム人集客のためにTik Tok を始めたそうです。現在の目標はベトナム人にラーメン屋としての認知度を高めるということで、日本人客だけではなく多くのベトナム人の方にも来てもらえるよう若者をターゲットとしたコンテンツを利用しようと考えたそうです。
「かかし屋」さんのラーメンを目当てに、若いベトナム人の方々が次々とお店に訪れる光景がすぐにでも見ることができそうです。
5.まとめ
今回はホーチミン4区に店を構えるラーメンと居酒屋のお店「かかし屋」についてご紹介しました。こだわりのメニューとオーナーの人柄を楽しみにぜひ足を運んでみてください。
お店情報
店名:かかし屋(Mon nhat Kakashi)
住所:Phường 9, District 4, Ho Chi Minh City
※Google Map:https://goo.gl/maps/Whnpsobv1WYbHjgX9
営業時間:12:00~15:00, 17:00~22:00 (水曜日は定休日)
電話番号:0702969562
Twitter:https://mobile.twitter.com/kakashi_vn
Facebook:https://t.co/B9VtFJoeQe
※営業時間や値段など、時期によって変わる可能性がございます。お店の最新情報をご確認下さい