公開日:2020/11/13
ベトナムはホーチミンで若者や家族連れに人気の海底デザイン本屋ご紹介
皆様、ベトナムの書店についてどんなイメージがありますか?実はベトナムには日本ほど書店はなく、また外国語の書籍の数も少ないことから、在住者でも訪れることは少ないかと思います。ですが最近ホーチミンではオシャレな書店がいくつかオープンし、若者や家族連れに人気で、週末はバイクが停められないほどの活況です。今回は2020年秋にオープンした、ホーチミンは1区にある海をコンセプトにした書店を紹介します。
1区グエンティミンカイにある海底風書店とは?
今回ご紹介する本屋の名前は「Nhà sách Hải An」です。Nhà sách が「本屋・書店」という意味のため「Hải An書店」という意味です。2020年11月7日にオープンしました。場所は1区のグエンティミンカイ(Nguyễn Thị Minh Khai)のサイゴン川に近い場所にあり、中心部から徒歩で15分ほどの場所になります。シックな外観で、外から見ただけだとレストランや美術館のような雰囲気があります。週末の朝10時頃には多くのお客さんで賑わい、駐車場がいっぱいで駐車待ちの人も出ていました。
店内はクーラーがきいて涼しく、癒し系の音楽が流れています。「Atlantis」とも呼ばれるこの本屋は、海底をイメージしたインテリアが特徴になります。
各ステップにソファが用意されており、座って本を読んだり休んだりすることができます。席数はそれほど多くないため、座ってゆっくりとしたい方は平日やなるべく早い時間を狙うことをおススメします。
書店の品揃え・本や雑貨
本は主に1階にあり、2階はノートや文房具など雑貨があり、3階は子供用の本やアート品がメインになります。英語の本はごくわずかですが、有名な書籍(ハリーポッターなど)が棚2面分ほど置かれていました。(日本人の著書の英訳本は筆者が訪れた際はありませんでした)
ベトナム語の本は、専門書から翻訳本まで豊富に揃っていました。健康や身体に関する専門書から、日本人著者だと村上春樹さんや佐伯チズさんの本も、「こんな本までベトナム語で翻訳されているのか」と驚かされることもしばしば。また可愛いイラストが特徴的な学習参考書のような物もあり、家族連れで来ても各世代が楽しめるかと。
ベトナムの本屋の特徴としては、店舗の規模にもよりますが、ある程度の規模感の本屋では本だけでなく雑貨も売られています。特にプレゼント用の包装紙や箱は、お店でプレゼント用ラッピングがメジャーではないベトナムでは非常に重宝します。(筆者も誕生日プレゼント等を用意する際は、本屋で包装紙や箱を購入し自分でラッピングしています)
またこちらの書店ではペンの種類が豊富で、ノートも実用的な物からお土産にピッタリの物まで揃えていました。もちろん値段は定価(シールで値段が書かれています)ですので、静かにお土産を選ぶ他、在住者の方が自分の必要品を揃えるのにも良いかと。
コロナも長引き中々移動が制限されていますが、国内に目を向けると変化も色々あります。現地の新しい流行やお店を楽しみながら、この時期を過ごせたらと思います。
お店情報
店名:Nhà sách Hải An
住所:2b Nguyễn Thị Minh Khai, Đa Kao, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
営業時間:8:00 – 22:00
Facebook: https://www.facebook.com/NhaSachHaiAn/
※営業時間や商品は時期によって変わる可能性がございます。最新情報はFacebook等でご確認下さい。