公開日:2020/02/14
新型コロナウイルス感染拡大を阻止!ベトナム・ホーチミンの市内の様子 (2020/2/13現在)
2019年12月末以降、世界を揺るがしている新型コロナウイルス。 旧正月(テト・春節)を境に感染者数は日に日に増え、最新状況を検索している方が大半かと思います。
今回は、新型肺炎に対するベトナム政府の対応やホーチミンでの街中の様子をお送ります。(2月13日現在)
ベトナム国内の教育施設は休校 イベントなども自粛モードへ
※こちらは昨年の第6回Japan Vietnam Festival ホーチミンの様子
感染拡大対策の一環として、学校などの教育期間は2週間休校措置を取られました(2/3~16まで) 。また、人混みが予想されるようなイベントなどは相次いで中止・延期となり、自粛モードが進んでいます。開所式・社内イベントを見合わせる企業もあったようで、ベトナム・日系含む外資企業への影響も出ています。経済への悪影響よりも、国民の健康を守ることを第一にアグレッシブな措置を取られています。
ベトナム医療機関の対応
※ラッフルズ玄関口写真
医療機関では、入院前の入り口付近にて体温測定など健康状態の事前確認を実施。現段階では特効薬も処方できず、治療に関しては政府指定の公立4病院でしか対応が難しいようです。各クリニックでは、HP上やメルマガ配信などから今回の新型肺炎にかかわる注意喚起を呼び掛けています。※詳しくはコラム下部より「在ベトナム日本国大使館」サイトをご覧ください。
ビル・アパート施設など 消毒液や空気清浄機を設置
各施設でも自動手指消毒器や空気清浄機を設置。ビルごと消毒液を散布している施設もあります。消毒自体が効果的であるかどうかはさておき、感染拡大防止の徹底具合と迅速な対応は異様に感じます。
ベトナムでもマスク品薄状態
サービス業関連の方はマスク着用は必須。日本や中国同様、薬局やコンビニでもマスク売り場も連日売り切れ。次回の入荷の目途も経っておらず、もちろん取り置きなどの対応もNGでした。
マスク品薄の状態の中、中国側に数万個単位のマスクを寄付する動きなどもあり、近隣国同士の助け合い精神が伺えます。また、無料マスク配布しているアパートもあるようです。
ベトナム保健省からもSMSにて注意喚起
恐らくベトナム在住者には、国籍関係無く全てSMSにて配信されているよう?(2日に1度の頻度)
内容としては、①感染した/疑われる人との接触があった場合の医療施設への通知義務 、②マスク着用、③石鹸での手洗い、他者との接触への制限など勧告、④中国への旅行、他国への旅行の制限など記載されています。(BoY Te より一部抜粋)
インフルエンザの時期とも重なり、新型肺炎の収束の兆しが見えず長引くことは避けられません。ショッピングモールなど商業施設では人手が少なく、テト明けであっても渋滞で悩みの尽きないホーチミン市内は交通量が少なくなっています。場所によっては定期的に注意喚起のアナウンスを流したり、過去にこれまでの注意喚起を呼び掛けた事態は無く、異様な光景にも感じます。ベトナム政府は国民の安全・健康を第一に、団結・協力して新型ウイルスに迎え撃つ強気な姿勢を取られています。
決して多くのデマや虚偽情報などには惑わされず、常に冷静な判断で行動頂ければと思います。感染拡大防止のためにも、自身で健康管理と衛生管理を徹底しましょう。
【コロナウイルス関連の報告サイト紹介】
◆外務省 海外安全ホームページ
URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=78625
◆在ホーチミン日本国総領事館サイト
URL:https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html