公開日:2019/10/04
ベトナム・ホーチミン1区にある『スリ タンディ ユッタ パニ寺院』でヒンドゥー教文化を感じよう
こんにちは 今日は、8月30日にコラム掲載された「タンディン教会」(https://919vn.com/column/nha-tho-tan-dinh/)に引き続き、宗教色豊かなベトナムを感じられるスポットのご紹介です。名前は「スリ タンディ ユッタ パニ寺院」というヒンドゥー教のお寺です。ヒンドゥー教特有の色鮮やかな装飾が非常に華やかです。
場所はホーチミン市1区の観光地である高島屋の入っているサイゴンセンターの真横にあります。交通量も多く、人もたくさん行き交う街中にあるので、最初は、こんなところにお寺が!?といった印象でしたが、オレンジ色の壁がとても目立つので探しやすいかと思います。
ベトナムに存在するヒンドゥー教文化
ベトナム人は普段から仏教寺に通う習慣があり、人口の8割(1000万人を越える数)が仏教徒だと言われています。しかし、17世紀以前、今のベトナム南部はベトナムではなくチャンパと呼ばれるクメール系の国でした。そのチャンパに住んでいた民族が信仰していたのがヒンドゥー教であり、21世紀現在はその子孫にあたる少数の民族がヒンドゥー教を信仰しています。
実際にこのスリ タンディ ユッタ パニ寺院に行った時は少ないながらも参拝に来たヒンドゥー教徒がいました。
みどころ
観光地としては最近少しずつ有名になってきているスリ タンディ ユッタ パニ寺院ですが、ここを訪れる人々が最大目的としているのがこの寺院の内装です。
このようになっています!
メインの緑色とピンクの配色が異国情緒溢れる雰囲気で落ち着きます。
また壁や床が下の写真の様々な種類のタイルで敷き詰められているのです。このタイルまさかの日本の物らしく、約100年前の大正時代に流行した『エンボススタイル』というものだそうです。
上で述べた2つのポイントが若い女性にとても人気でこの壁を背景に写真を撮る方が増えています。
多神崇拝文化を持つヒンドゥー教
ヒンドゥー教は多神教です。日本で言う「八百万の神々」(やおよろずのかみがみ)のようなものですね。そのため、スリ タンディ ユッタ パニ寺院にも様々な神様の画が飾られていました。
創造の神「ブラフマー」、維持の神「ビシュヌ」、破壊の神「シヴァ」の有名な3人から、これまた有名でシヴァの息子の象の顔をした商売繁盛の神「ガネーシャ」(元々は人間だったんですよ)などなど数えきれない数の神様がいました。どの画も色鮮やかで綺麗です!
日本人からは少し身近ではない(?)ヒンドゥー教ですが彼らのストーリーを知るとさらにお寺が楽しめると思います。
お寺内部を一周したら屋上へ
こちらの寺院は自由に外階段を登って屋上へ行けるようになっています。この階段が細くて少しスリルを感じますがゆっくり登れば大丈夫です。
屋上へ出るとこんなものがありました。
ヒンドゥー教のお寺には必ずと言って良いほどこの神様の塔があります。スリ タンディ ユッタ パニ寺院の緑色を基調としていてさほど大きくなく可愛らしい塔でした。
また、屋上は空も開けていて気持ちよかったです。周りに建設中のビルがあり、来る度に日々変化するホーチミン市を目で見て感じられるのも良いです。
最後に
スリ タンディ ユッタ パニ寺院は観光しやすい場所にあるので是非足を運んでみてください。お寺の中は土足厳禁なので靴はお寺に入って左にある下駄箱に入れてください。
また、足が汚れてしまうこともあるので、靴下やウエットティッシュを持っていくと見終わった後も快適に過ごせると思います。
【アクセス方法】
店舗名:Sri Thenday Yuttha Pani (スリ タンディ ユッタ パニ寺院)
住所:66 Tôn Thất Thiệp, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh, ベトナム
営業時間:6:00-19:00
入場料:無料
Writer QUICK VIETNAM CO., LTD. インターン生 NANA