公開日:2018/04/13
ベトナム国有鉄道「統一鉄道」(ダナン–フエ)
ホーチミン市内は、2020年の地下鉄の開通に向けて工事が進んでいます。そんなベトナムには、日本のような近距離を結ぶ電車はありませんが、ベトナムの主要都市を結ぶベトナム国有鉄道があります。「統一鉄道」の愛称で親しまれ、ホーチミン-ハノイ間1,726kmに南北に渡ります。唯一の鉄道ということで、「世界の車窓から」(テレビ朝日2013年3-5月末)でも取り上げられています。
今回は先週取り上げた(ホイアンの記事満月の夜に限定開催!ランタンフェスティバル (ホイアン))から、同じく世界遺産の都市フエへの鉄道レポートです。
まずダナン駅前には、ダナンの現地ローカル会社のTien Sa Taxiが駅の前に列をなしています。こちらも比較的安心との口コミがありますが、フエで利用しようとした際に、メーターを使おうとせずに値段を交渉してきました。(ベトナム語)やはり大手2社の利用をおすすめします。(ベトナムのタクシー事情)
また、第3の都市ということもあってかダナンにはグラブもあり、グラブとの統合が決まったuberも普及していました。残念ながら、フエはまだどちらも普及していませんが、グラブが事業拡大中なのでフエへの進出もあるかもしれません。
ダナン駅には、きちんとした発券所がないため、何も決めていない状態で行くと大変かもしれません。パソコンがある机で全ての切符管理をしているようで、整備のされてなさに驚きます。英語が一切伝わらないため、数字に関してもベトナム語とジェスチャーでのやり取りになります。2倍近く値段はかかりますが、ホテル等で代行して貰うことも出来ます。フエ駅はしっかりしており、英語も多少通じますが、ダナンは全く伝わらなかったため、デスク利用やネット予約をおすすめします。ベトナム国有鉄道HP
プリントされた乗車券を受け取り、中の待ち合い室?で待機します。時間に関しては一切期待していませんでしたが、発車時刻の数分前に到着しました。出発時刻は15分ほど遅れましたが、フエ駅への到着は時間通り到着しました。
長距離列車ということもあり、みんな大きな荷物を持っての移動です。ホーム(と言っても日本のように整ってはいませんが)には沢山のお店が並び、ここでも東南アジア感が感じられると思います!踏み台もなく少しキツイですが、乗務員のサポートで無事乗り込むことが出来ました。
【ダナン−フエ間】
気になる値段は、ソフトシート エアコン有りで73,000vnd(約360円)です。寝台席となると111,000vnd(約550円)です。ハードシートやエアコン無しを選択すると更に安くなりますが、快適さを求めるなら、上記2つがおすすめです。またダナン-フエ間は2時間半弱ですが、常に揺れているので酔いが激しい方は要注意です。
長距離列車ということで、車内販売も行われています。飲み物や軽食、アイスの販売もされています。3月の平日でしたが、ソフトシートの席でベトナム人と外国人観光客が半分ずつの割合でした。満席だったこともあり、一定の人気が保たれていることが伺えます。
ダナン-フエ間は、ビーチ沿いを走るので景色も楽しめます。ベトナム人のおばあさんは、3時間ほどずっと釘づけになっていました。私の座った席は、窓が汚かったのが少し残念でした。電車好きな人だけでなく、ベトナムにいる際に一度は挑戦してみてください。
Quick Vietnam インターンHirona