公開日:2020/01/17
ベトナムから恐竜の末裔?を見に行く旅 その3(完結)~ドラゴン遭遇編~
前回、前々回に引き続き、2年前の2018年のテトに私が行ったインドネシアのコモド島に住むドラゴンに会いに行く旅行記です。もう来週からはベトナム・テト休みなので、まだテトの行先を決めていない方はいないと思いますが、もしもまだ決めていないという方がいれば、この旅行記が参考になれば幸いです。
コモドドラゴンってなんぞや?という方は前々回記事をご覧ください。
⇒恐竜の末裔?を見に行く旅 その1~下準備編~
どうやって見に行けばいいのか?という方は前回記事をご覧ください。
⇒恐竜の末裔?を見に行く旅 その2~ツアー探し編~
前回までのあらすじ
・初日に申し込んだツアーは大雨で中止に。
・激流に揺られながらの航海からの絶景。
・その後再び激流へ、人生は甘くない。
気を取り直して、世界遺産
ラブアンパジョ港を出港して移動に3時間くらい、途中で停泊1時間くらいでコモド島に到着です。魔王の城のような入口の看板から、ドラゴン推しな感じが伝わってきますね。
ここではまず管理事務所に向かい、入場料の支払いや注意事項の説明を受けます。
・コモドドラゴンを見つけても大声を出さない事。
・怪我、出血している人は自粛する事。(生理中の女性も含む)
。。。すごく今更なのですが、コモドドラゴンの主食は以下の通りです。
・牛、鹿などの哺乳動物(過去に捕食された人間もいるようです。)
・コモドドラゴン(餌が無くなると共食いしてしまうようです。)
また血の匂いに非常に敏感で、俊敏に飛び掛かるようなので、本当に危険な生物なのです。
???地面が動いてる???
ここは国立公園なので、グループごとにレンジャーが同行します。レンジャーは観光客の監視兼コモドドラゴンからの用心棒役となります。そんなレンジャーに率いられて約1分くらい歩くと、いきなり『シッ!』と急停止。指さす先を見ていると、何か地面が動いて、、、、いや、違う、、、、、まさかのツアー開始1分で1匹目のコモドドラゴンです!
レンジャー、体張ります!
ここでレンジャーがコモドドラゴンを軽くいなしながら、目の前に陣取ります。そして、観光客にコモドドラゴンの後ろに座るようにポジションを指示してくれます。こうすると、あたかもドラゴンに乗っているような写真を撮ることが出来ます。
この時のレンジャー、この大型肉食獣の目と鼻の先にいる、とても危険な状態です。しかも唯一の武器である木のさすまたも地面に置いてしまっています。それでも全く動じないのは、すごいプロ根性を感じましたね。
その後、さらに遭遇
写真撮影後もレンジャーに従い奥地に進んで行くと、現れました。他にも3、4匹のコモドドラゴンが水飲み場の辺りに集まっています。観光客が写真を撮る間も、レンジャーはコモドドラゴンに背後を取られないように常に警戒しています。そんなこんなで1時間くらいの周遊ツアーが終了しました。ちなみに我々の到着は10時過ぎくらいでしたが、早朝はコモドドラゴンがかなり活発に動くようです。
ドラゴン鑑賞後もツアーあります
コモド島を出港した後は、砂に赤い粒が混じるピンクビーチ、シュノーケリングなどをしてからラブアンパジョに帰港します。ただこのシュノーケリングポイント、非常に潮流が早いので、私同様カナヅチの方はご注意ください。
帰りは行き以上に海がうねっており、帰りの港に着くまで心を無にして耐えました。到着後は手配した旅行会社がホテルまで送ってくれて、ツアー終了です。
さて、3回にわたりお送りしましたコモドドラゴンを見に行く旅行記は今回でお終いです。百聞は一見に如かずの言葉の通り、映像などで見るのとは違い、実際にみるコモドドラゴンは迫力があり、少し怖かったですね。バリ島に長期滞在される方の場合、滞在中にコモド島観光を挟んでみるのはいかがでしょうか?インドネシア政府が観光料の値上げや閉鎖を考えているような記事が散見されますので、お早目の訪問をお勧めします。