公開日:2021/02/05
ベトナム田舎の結婚式レポ③
2日目昼 花嫁の家(屋内外)で結婚式~後編(結婚式)~
室内での親族間のやり取りが終わると、外(庭や近所の広場)で結婚式が行われます。今回は花嫁の家の庭でした。(庭といっても、家1件分の広さがありました)
結婚式では、入口にご祝儀を入れる箱が置かれています。ご祝儀は招待状が入った袋に入れてこの箱に入れます。招待状がない人向けに空の封筒が置かれているので、それに自分の名前を書いて使うことも可能です。(結婚式の後、新郎新婦は訪問者の名前と金額をリストアップします。そのため名前の記入は必須です。日本語だと読めない可能性があるので、ローマ字で記入しましょう)
暑さ避けで天幕が張られ、テーブルの上にジョッキとお皿、カトラリー、メニューリストが置かれています。座る場所は決まっていません。各々好きなテーブルに座る形ですが、知り合い同士でまとまることが多いです。またジョッキ片手に色んなテーブルを闊歩するおじさまもちらほら。
食事はサラダやスープから始まり、肉や魚料理、おこわ、鍋、フルーツ、最後にケーキの流れが多いです。給仕はレストランのスタッフが担当します。無理に全部食べる必要はなく、苦手な物はパスしても問題ありません。
新郎新婦はまず入り口で訪問者を迎え、記念撮影。式が始まると壇上でシャンパンタワーやケーキ入刀などを行います。レストランで行われる結婚式の場合はビデオ演出などもありますが、田舎ではそういった装置もないため、式の様子をしっかりと見たい方は壇に近い席に座ることをおススメします。その後はカラオケ大会が始まります。新郎新婦は各テーブルを回って乾杯をし、記念撮影をします。
途中でお色直しもあります。着替え室は自宅で、友人や家族が手伝います。
また座っているテーブルのメンバーが少し合わない場合(お酒を強く勧めてくるなど)、トイレに行って戻る時にさりげなく別テーブルに座ったり、いっそ式場から離れてどこかカフェ等で休憩したりするのも手です。(入退場自由です)16:00pm頃にはお開きになっていることが多いですが、いつ帰っても問題ありません(1時間弱ていどで帰る方もおり、失礼にはなりません。むしろ最後までいる方は少数です)。
花婿の家での結婚パーティー・結婚式
その後、花婿の家での結婚パーティー(花嫁の家での結婚式の夜)と、翌日に結婚式がありますが、流れは花嫁の家で行ったものと同じため割愛します。
田舎の結婚式に全て参加した感想
最後の花婿の家の結婚式に参加し、ホーチミンに戻る時は、達成感がありました。(新郎新婦の親しい友人でも、教会での式も含め全て参加している人は少なかったです)そしてもちろん、疲れました。結婚式の後3日間は筋肉痛?のせいか、頭がぼおっとしていました。ですがレストランでの結婚式と違い、着替えやら食事の準備やら片付けやら、自分が手伝えることも多く「参加」する楽しみがあります。また田舎特有のゆるさもあり、結婚式とパーティーの間の休憩時間に、花嫁や歳の近い子たちとネイルやマッサージに行ったり、カフェにお茶しに行ったりと、小さな楽しみもあります。全体を通してしんみりした雰囲気はなく、特に新郎新婦の家族は大忙しで、学園祭?のような雰囲気があります。もし田舎の結婚式に招待される機会がありましたら、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
※豆知識※
ご祝儀について
両方の結婚式に参列した場合でも、どちらかの家にだけお渡しすれば大丈夫です。自分を招待してくれた方(親しい側)にお渡しすれば良いかと。また両方の式に参加が必須というわけでもないので、親しい側の結婚式だけでも問題ありません。