公開日:2018/09/21
ベトナムのコーヒー事情
ベトナムがコーヒー豆の輸出量が世界で第2位という事は知っていますか?
意外に知られていないベトナムのコーヒー事情についてまとめて見ました。
①<ベトナム産コーヒーの特徴>
コーヒーの豆にはアラビカ種とロブスタ種の二種類があります。
アラビカ種は、高品質なレギュラーコーヒーとして人気があります。
世界のコーヒー生産量の約70%がこの品種です。
特徴としては、比較的高地(標高1000〜2000m)での栽培に向いていて、病気や害虫、乾燥などに弱いものの香りに優れ、上品な酸味も持ち合わせています。
価格はやや高めで100gあたり数千円するものもあります。
ロブスタ種は、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーの原料として使用されます。
特徴としては、比較的低地(標高1000m以下)での栽培に向いており、病気や害虫に強く、成長が早くたくさんの実がります。苦味が強く、酸味や香りがあまりありません。価格もアラビカ種に比べると安いです。
ベトナムでは、このロブスタ種の生産、輸出がメインになります。
コーヒー豆の輸出量は、1位のブラジルが主にアラビカ種を2位のベトナムは主にロブスタ種を輸出しています。おそらく日本人が飲んでいる缶コーヒーにもベトナム原産のコーヒー(ロブスタ種)が多く利用されています。
②<ベトナム式コーヒーの飲み方>
ベトナム式コーヒーは、グラスの上にコーヒー豆を入れたフィルターを置いてその上にからお湯をゆっくりと注ぎコーヒーを抽出します。
一杯のコーヒーに対して、コーヒー粉12~15gに対し、お湯は120cc程度、練乳(コンデンスミルク)は20〜25gが目安です。
コーヒーがグラスに溜まってきたら、練乳(コンデンスミルク)とコーヒーを混ぜて、香りを楽しみながら飲みます。正式名は「Cafe Sua(カフェスーア)」と言います。
酸味が少ないので、非常に飲みやすいコーヒーですよ。
③<ベトナムにおけるコーヒー>ベトナムのカフェチェーン店
ベトナムのホーチミンでは、個人経営のお店やチェーン店などカフェがたくさんあります。
カフェでベトナムの方は、出勤前にコーヒーを飲んだり、昼過ぎに友人とコーヒーを飲みながら、談笑したりしています。フランス統治時代にカフェ文化が根付いたとも言われています。
日本のカフェと比べると、1人で黙々と作業!という方より、ゆっくりコーヒーと友人との会話を楽しみたいという方の方が多い気がします。
ベトナムにとってコーヒーは、貿易という点、またベトナムに住む人に憩いの場を提供するという点においても欠かせないものになっています。
以前のベトナムのカフェチェーン店という記事もぜひ読んでみてくださいね。
ベトナムのカフェチェーン店
by QUICK VIETNAM インターンKOUJI