公開日:2020/06/05
ホーチミンで食べられる絶品クイニョン式バインセオ専門店のご紹介
ベトナムの有名料理の一つ、バインセオ(BÁNH XÈO)。実はバインセオの形や具材は地方によって様々。外国人にとって一般的な大きな円盤状の生地を半分に折ったタイプは、ホーチミン式の物。今回は少し珍しい、ビーチリゾートであるクイニョン式のバインセオがホーチミンで食べられるお店を紹介します。
バインセオとは?
ベトナム中部・南部の屋台でよく見かけるバインセオ。生地が黄色く薄いため、薄焼き卵と思われる方もいますが、実は米粉を水やココナッツミルクでといた生地にターメリックで色付けをしています。具材は一般的にはもやし、海老、豚肉など。大きな一枚を切り分け、ライスペーパーや葉野菜で巻いてタレを付けて食べます。
クイニョン式バインセオとは?
そもそもクイニョン(Quy Nhơn)とは、ベトナム南中部にあるビンディン(Bình Định)省の省都。かつては港町として栄え、現在はビーチリゾートとして有名です。そんなクイニョンで食べられるバインセオの特徴は、なんといっても小ぶりなサイズ感。
一枚は成人男性の手のひらほど。生地の範囲が狭いので全体がパリッと仕上がっており、海鮮や肉の具材も全体に乗っているので、切り分けても生地と具材をバランスよく食べることができます。(生地の大きなホーチミン式ですと、生地だけの部分、具材がやたらボリューミーな部分もあります)
クイニョン式バインセオが食べられるお店の紹介
今回ご紹介するお店は、本場クイニョンで人気のバインセオ店で腕を振るった料理人がいるので、本場クイニョンそのままの味を食べることができます。
お店の名前は「Bánh Xèo Tôm Nhảy Ba Thi」。本家はクイニョンにあり、一家のお母様が経営。その娘さんが南部に引っ越してオープンした支店がホーチミンのお隣ビンズン(Bình Dương)省とホーチミンにあります。娘さん(オーナー)はビンズン店におり、クイニョンの本家で腕を振るった料理人がホーチミン店にいます。なのでビンズン店、ホーチミン店どちらでもクイニョン本場の味を再現しています。
今回お邪魔したのはホーチミン店。大きな道路に面しており、白い看板に緑の文字が目印。テーブルとイスもしっかりとした作りで、ローカル店ですが比較的清潔感があり、旅行者の方も行きやすいかと。クーラーはありませんが扇風機がいくつも設置されていました。
メニューは上の写真の通り6種類。海老、イカ、牛肉、卵、海老と牛肉。一枚でだいたい2万8千VND(約140円)ほど。
席につくとまず、写真のように葉野菜と千切りのマンゴー、キュウリが配られます。これらは注文せずとも出てきました。
その後注文したバインセオが運ばれます。バインセオと一緒に出てくる白いシートはバン・チャン(Bánh tráng)という名前の米粉でできたクレープのようなものです。生春巻きに使われるライスペーパーよりも柔らかく、洋風のクレープの生地に似ていました。葉野菜の水分で湿らせて、野菜やバインセオを巻いて食べます。バン・チャンだけ追加で注文することもできます。
今回はベトナムでも珍しいクイニョン式のバインセオが食べられるお店を紹介しました。ホーチミン式のバインセオともまた違った味、食感なので、既にバインセオを食べたことがある方も、ない方も、ぜひチャレンジしてみて下さい。
お店詳細
店名: Bánh Xèo Tôm Nhảy Ba Thi
住所:(ホーチミン店) 156 Nguyễn Xí, P. 26, Quận Bình Thạnh, HCMC
(ビンズン店)188 GS3, Khu phố tây B, Tx. Dĩ An, Bình Dương
営業時間:(ホーチミン店・ビンズン店)8:00~22:00
HP:http://banhxeotomnhaybathi.weebly.com/
※ホームページにはビンズン店のみ住所があります。ホーチミン店の住所や時間は下記のFacebookをご参照ください。
(ホーチミン店)Facebook:https://www.facebook.com/pages/B%C3%A1nh-X%C3%A8o-T%C3%B4m-Nh%E1%BA%A3y-Ba-Thi-Nguy%E1%BB%85n-X%C3%AD/100193821428397
(ビンズン店)Facebook:https://vi-vn.facebook.com/banhxeotomnhaybathi/
※2020年5月の情報になります。営業時間や値段など、時期によって変わる可能性がございます。