公開日:2018/08/10
ホーチミンにて「日本酒で乾杯!!」
世界で注目されている「日本酒」
今世界の人々が「日本酒」に注目しています。
和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたこと、またクールジャパン、漫画やアニメなどで和食をテーマとするものに触れる方々も増えたことから、和食が注目され、またその和食とのマリアージュとしても多くの外国人の方々に好んで飲まれるようになりつつあります。
また2020年に開催される東京オリンピックの影響もあり、多くの人々が日本、そして日本文化に注目し、その日本文化としていの日本酒にも興味を抱いているのです。
現在、日本酒の輸出先1位はアメリカ、2位は中国、3位は韓国です。東南アジアにおいても日本酒の進出は例外ではなく今後の拡大が期待されています。
ホーチミンで「日本酒」を飲もう!!
ホーチミンでも勿論、美味しい日本酒をのめるお店が点在します。
ホーチミンの年間平均気温は26度、年間平均湿度は80パーセント、年間を通して高温多湿の気候です。
日本と気候が違うホーチミンで飲む日本酒は、日本で飲むそれとはまた違った味わいを感じることが出来ます。
すっきりしたビールなどの方が合うかと思われがちですが(事実多くのベトナム人はビールが大好きで、ビールが安いのです。例えばベトナムの缶ビール333は1本13000VNDくらい、日本円で65円くらい。)
しかし実はベトナムではこってりした甘い飲み物が好まれる背景などもあり(ベトナムの人々が普段飲んでいるベトナムコーヒーは激甘です。)、コクがあり酸味ですっきり切ってくれる日本酒も意外にこちらの気候に合うと思うのです。
ホーチミン、こんな場所に日本酒バーが・・・!?
本日はホーチミンレタントン通りから少し入った「Standing BAR【日本酒で乾杯!】」というお店をご紹介致します。
ホーチミンのレタントン通りの少し入ったところ、なんと牛丼屋さんに入って階段を上がった2階に、ひっそりと、まるで隠れ家のようにその日本酒バー、「Standing BAR【日本酒で乾杯!】」があります。
牛丼屋さんの入口に張り付いているこの酒樽が目印です↓
※酒樽は意外に小さいので通り過ぎないよう気をつけてくださいね。
牛丼屋さんに入り、奥のこのオレンジの暖簾をくぐると、魅惑の日本酒の世界へ誘われます。
こちらの店主である月森砂名さんは、物腰柔らかくとてもチャーミングな方。奈良県ご出身で、日本酒を外国に広めたいとのご意思の元、2015年11月にホーチミンにこの「Standing BAR【日本酒で乾杯!】」をご出店なさったそうです。
店の冷蔵庫には常時入荷しているもの、また月森さんが日本に帰国された際に持ち帰ってきた日本でも中々飲めないレアな日本酒などがずらっと並んでいます。
ただ、ホーチミンでは、在庫切れしてしまうと、次のお酒が日本から入ってくるまでに時間がかかりタイムラグが発生してしまうのが悩みだそうです。
お値段は1杯50000VND(日本円で250円くらい)~
好きなお酒四合瓶を1本購入してキープも出来るそうです。
ワンカップなどもあります。
お勧めの日本酒
私のお勧めはコクのある生酛純米(きもとじゅんまい)です。
(生酛造りとは・・・現在の酒造りでは乳酸菌を人工的に添加するのですが、それをせずに自然界の乳酸を取り入れて造る昔ながらの造り方です。独特の酸味やコクがでます。)
今回は奈良県の株式会社久保本酒造の初霞の長期熟成酒をいただきました。23年BY(brewery year)なので、なんと7年熟成。綺麗な熟成の色がでていました。7年の熟成は素晴らしいまろやかな旨みを出しているにも関わらず、まだまだパワフルな力強さを残しており、さすが奈良県ご出身の月森さんが選ばれたお酒は素晴らしいものだと感じました。
突き出しは蟹の揚げたものの甘辛いやつ。
日本酒にバッチリあいます。
ホーチミンの食べ物は甘辛いものも多いそうなので日本酒のつまみによく合うのではないでしょうか。
なお、月森さんは火、木、金、土曜日にお店にでていらっしゃいます。
月、火曜日はフレンドリーなチーママさんが迎えてくださいますよ!
是非足を運ばれて、暑いホーチミンでいただく魅惑の日本酒を体験なさってください!!
Standing BAR【日本酒で乾杯!】
(Since 2015.11.23)
公式ページ:http://sake-vn.com/
住所:15B/16 Le Thanh Ton,f, Ben Nghe,Q1
※レタントン通、お好み焼「秀」の路地を入り、「大ちゃんラーメン」を左に曲がる。左側、床屋さんの右隣。「牛めし屋」を入って奥の階段を2階へ。
by QUICK VIETNAM インターンKATOMARI