公開日:2019/11/22
実録・ホーチミンでのバイクの怖い話2 消失した弐号機
今週の記事も、バイクにまつわる怖い実体験をお話しさせていただきます。
※霊的なお話ではございませんのでご安心ください。
前回の記事はこちら⇒実録!本当にあったベトナム・ホーチミンでのバイク実体験エピソード
【前回までのあらすじ】
・筆者のバイクは現在のが3代目。
・初代のバイクは事故で大破!
・皆さんもベトナムで運転する際は事故に気を付けましょう。
今回は消失した二代目のお話になります。
◆弐号機を迎えた時の記憶
初号機を事故で失って以来、前職の某メガバンクの上席に自粛令を出されたこともあり、しばらくはバイクの保有・運転を控えておりました。
しかし、自分でバイクを保有する際の利便性には勝てず、ちょうど欲しかったタイミングで弐号機を入手する話が来てしまいました。
購入金額は300万VND(約15,000円)!初号機より安いです。
初号機と同じくらいのおんぼろ具合です。
しかし初号機と違うのは、ブルーカード(車両の登録証のようなもの)がありました。
◆余談ですが、ブルーカードについて
ご存知でない方のために簡単にブルーカードについて説明いたします。
こちら、車両の詳細などが書いてあり、多くの場合は新車で買った持ち主の名義になっています。
※もちろん名義変更は可能ですが、手続きはベトナム人の方のお手伝いが無いと難しいかと。
駐車場などで駐車券を失くした場合、交通警察に止められた場合などで
このブルーカードが無いと所有者として認められず、盗難車扱いをされてしまいます。
皆さまも中古バイクを購入される場合、運転動作に加えてブルーカードについてもご確認ください。
ちなみに私の初号機はブルーカードがありませんでした(笑)
◆その時が、、、、来た、、、
その後、弐号機はタイヤのパンク、鍵穴の故障など何回かの修理を経ますが、それ以外は問題なく走行できていました。さすが日系メーカー(Y社製でした)。
前の持ち主のフランス人がハノイからホーチミンまで乗ってきたにも関わらず、頑丈な造りです。
そんなある日、知人との待ち合わせ場所に向かう途中で突然エンジンがかからなくなりました。
幸いにしてエンジンがかからなくなった場所は修理屋が密集している通りなので、何軒かに状況を身振り手振りで伝えるも、『もう今日は店じまいの時間だから』と断られました。
待ち合わせの時間は迫り、他の修理屋もシャッターを下ろしたりして焦りがつのります。仕方なく、修理や近くのお店の駐輪スペースに停めて、Grabを呼んで待ち合わせへ。
そして翌日、同じ場所に向かってみると、、、、、、、
無い、、、バイクが無い、、、エンジンもかからず、鍵も無いはずのバイクが、、、無い。。。
◆弐号機、、反応がありませんッ!
さて、これで弐号機が無くなってしまったわけですが、以下のパターンが考察可能です。
1)窃盗団に運ばれていった。
2)修理屋が部品で利用した。
3)交通警察に押収された。
1)はベトナムで発生してニュースにもなるのですが、完全に犯罪組織です。
巻き込まれたり、注意して刺されてしまう人もいますので、関わり合いにならずに済んで良しとします。
2)はもう回収のしようがないので、あきらめるしかありません。
3)は所定の場所で回収できるようですが、ワイロなどの経費を考えると、、、、
◆去る者は追わない
上記の理由から、弐号機を探すことは瞬時にあきらめました。ちょうどその時に、日本への本帰国が決まっていた知人を思い出し、連絡をして譲り受けたのが、現在の三号機です。
この三号機も例にもれず、既に結構なおんぼろですので、いつまで持つか不明ですが、ベトナム生活のおいて、一度バイクの便利さを味わうと抜け出すことが出来ません。
ただ、前回の事故、今回私は遭遇していませんが窃盗団などの犯罪に巻き込まれるリスク、と100%安全とは言えません。
この記事を既にバイクに乗られている方や、これからバイクの購入をされる方への戒めとしていただけますと幸いです。