公開日:2019/03/08
統一鉄道でハノイからニンビンへ行く
ニンビン省はハノイから100km程度離れたところにある紅河デルタに位置する省です。10世紀ごろにはニンビンに首都があったこともあり軍事的にも主要な都市でした。 石灰岩からなる鋭いタワーカルストの景観が特徴的なニンビンは別名「陸のハロン湾」と呼ばれています。また歴史的な重要性が高いこともありUNESCO世界遺産に登録されています。ベトナムに来た時にはぜひ訪れてほしい場所の一つです。
ハノイからニンビンへは2時間半
ハノイからニンビンへ行く手段は主に統一鉄道とバスがあります。価格もかかる時間も似通っているのですが、電車の方が旅行者には簡単だと思います。電車での行き方を私の体験をもとに説明します。
まずはGa Hà Nội、つまりハノイ駅に行きましょう。ハノイ市内にいるならば、バス、タクシー、バイクなどで移動できるはずです。ハノイ駅に着いたら中に入ってカウンターでチケットを買いましょう。私は正面から少し右に歩いたところから入ってチケットを買いました。チケットはbaolauや12goといったサイトでオンライン購入することもできます。ベトナムの会社が運営するウェブサイトもありますが日本のクレジットカードは使えないかもしれません。
チケットを買おう
英語が通じるのでチケット売り場で行き先を伝えて出発時間を選びます。席は柔らかくて前後が広い席か、硬くて前後が狭い席が選べます。列車によっては寝台タイプもあります。空きがあれば誕生年と名前を聞かれて無事発券となります。私は柔らかい席を選んで値段は162,000ドン(750円)でした。私は当日の7時30分にハノイ駅に着いて9時発のチケットを購入できましたが、確実にチケットを買いたい時はもっと余裕を見ておいたほうがいいかもしれません。チケットを買ったらホームへのゲートが開くまで待ちましょう。待合席があるので座って待ってもいいですし、時間があれば道路を渡って腹ごしらえするのもいいでしょう。
電車に乗ろう
出発の40分前にゲートが開きました。ゲートが開いたら自分の車両を見つけ電車に乗り込みましょう。
直線距離で100km程度先のニンビンまではだいたい2時間半です。車内販売で飲み物やスナック、調理したご飯などが売っています。トイレやお手洗いも完備。柔らかい席は新幹線の普通席よりも快適でした。ニンビン駅の近くになると英語とベトナム語でアナウンスが流れます。欧米からの観光客もかなり来ているので、その人たちがそわそわし始めたらニンビンでしょう。電車が止まったらニンビン駅(Ga Ninh Bình)に到着です。
ニンビンに着いたらホーム側の駅の外に出ましょう。特にチケットを確認したりはしません。外に出るとタクシーの客引きに誘われました。私たちはそのタクシーに乗ってニンビンの観光地へと移動しました。その他にも現地ではレンタルバイクやバイクタクシーなど様々な移動手段があります。バイクが運転できるなら待たなくても良いレンタルバイクがオススメです。
P.S. 統一鉄道はハノイとサイゴン(ホーチミン)を30時間以上かけて縦断します。鉄道の歴史はかなり古く 1936年にはハノイ-サイゴン間が開通しています 。ちなみに英語でこの鉄道は Reunification Expressと呼ばれています。ベトナム南北戦争時には分断され、お互いの攻撃の標的になった鉄道ですが、 1975年に再び合併したので再統一(Reunification)なのですね。
チケット購入サイト1: https://www.baolau.com
チケット購入サイト2: https://12go.asia
Quick Vietnam インターンYuji