公開日:2018/06/29
今がシーズン!南国ベトナムのライチ
日本のように四季がないため年中暑く、年間で雨季・乾季の時期で分けられているベトナムですが、野菜や果物にも食べごろの時期はあります。ローカルの市場では常に採れたての果物が山積みになっており、気軽に購入できる値段で販売されています。今回ご紹介するのは、今が食べごろのライチ。ベトナム語では【vảiヴァ‐イ】日本国内ではなかなか採れたて新鮮な生のライチは手に入りづらく、飲料・リキュールや製菓、冷凍などのライチ風味の商品は見かけるかと思われます。※国内産では一部沖縄、鹿児島産あり
ライチの時期
5月後半から7月上旬といわれており、シーズン期間としてはかなり短いです。シーズンオフでもスーパーでたまにみかけますが美味しさや購入しやすい時期を是非狙いたいですね。南部で食べられるライチは北部から輸送され、南国フルーツではありますが、ライチの木は落葉樹なため冬の北部で10℃近くまで下がったところ結実し、5月後半頃から収穫されます。国内だけでなく厳しい国際基準を満たした高品質のライチは、米国・欧州・オーストラリアにも輸出されています。
街中で売られている様子
この時期になると籠に大量のライチを山積みしたバイク移動販売車を見かけます。写真では1Kg=25,000VND(枝付き)、なんと25個から30個で約125円!我々外国人でもこの記載の価格で購入できました。場所にもよりますが卸業者でなく一般客向けの店舗で20,000VND(100円)で販売されているところもあるそうです。道端やバイクで販売されている果物は産地直送が多くかなり鮮度が高いです。冷房の中陳列されているスーパーの果物に比べると日持ちもせず傷みやすいですが、美味しさ優先であれば断然道端で購入した方が良いです。好みにもよりますが【Vải thiều ヴァイティウ】という品種が甘みが強くて美味しいです。手書きの看板にも記載されてますね。
ライチの食べ方
プリプリの白い果肉を包む皮は突起物のようなうろこ状でゴツゴツしてますが、意外と柔らかく簡単に手で剥くことができます。(包丁で切り込みをいれる※爪でも十分切り込みを入れます)なんといっても生のライチは水分量も多く、ジューシーで上品な甘さと南国ならではの香り、ほんの少しの酸味が味わえます。傷みやすいのでできれば食べる直前まで枝から切らずに冷蔵庫で保存しましょう。虫が付いている可能性があるので、水で十分にすすぐのも忘れずに。食べきれない場合は皮だけ剥いて冷凍庫で凍らせても絶品です!この時期は日中も熱く脱水症状にならないよう水分補給代わりに食べたり、食欲のない朝の朝食にもおすすめ。ベトナムで採れたての新鮮な生ライチを初めて食べた方も多いのではないでしょうか。
ハマる方続出!食べ過ぎにはご注意を
値段も安く日本では大量に食べる機会も少なく、皮も剥きやすく食べやすいためついつい食べ過ぎてしまう方も多いです。貧血予防・免疫力アップ・高血圧などの効果や、女性に嬉しい美容効果がみられますが、あまりの食べ過ぎにはご注意を。「ライチ病」とも呼ばれ熱性の果物のため、食べ過ぎるとのぼせたり、めまい、腹痛、湿疹・肌荒れ(吹き出物)の原因にもなります。1日の摂取量は5粒~8粒程度に抑えると良いでしょう。
※写真は竜眼(ロンガン) 甘みが強くライチに比べると少し高め
ベトナムへ渡航する時期にもよりますが、気温差にやられて数週間で体調を崩す方もいらっしゃいます。慣れるまで時間のかかる方もいらっしゃいますので、今回ご紹介したライチをはじめとした南国フルーツで栄養補給を心がけましょう。日本にいたら大量に食べられないのでベトナム在住中はライチ以外の他のフルーツも挑戦してみましょう!