公開日:2021/09/10
ベトナムの新型コロナウィルス感染状況(2021年9月8日現在)
ベトナムでの新型コロナウィルス感染状況をお伝えします。(2021年9月8日時点)
【ベトナム全土】
・累計感染者数:550,996名(14,208 名増)
・累計死者数:13,701名(316名増)
・新規感染者数(9月8日):14,208 名(国内感染者数14,193名・海外からの入国後発症数15名)
・新規死亡者数(9月8日):316名増
・1週間(9/2~9/8)の新規感染者累計:88,801名 ※一日平均12.685名
【ベトナムでのエリア別(新規感染者数が多いエリア5か所)】※9月8日
1位:ホーチミン市(ベトナム南部) 7,310名
2位:ビンズン省(ベトナム南部) 3,966名
3位:ドンナイ省(ベトナム南部) 945名
4位:ロンアン省(ベトナム南部)490名
5位:キエンザン省(ベトナム南部)242名
現状の主なベトナム国内の新型コロナ感染対策(規制)
【ホーチミン市】
ホーチミン市人民委員会は、8月23日0時から9月6日までの間、市内全域における移動の引き締め強化を目的とする公文書を発出しました。9月15日迄延長になりました。
詳細は以下(24時間完全外出禁止)
1 社会隔離の徹底的実施について
(1)各家庭、各町内、各坊、各村等の地域単位での厳格な隔離を実施する。
各地区単位で特別対策チームを設立する(特にオレンジ/レッドゾーン)。その任務は、社会隔離措置の実施状況確認、住民への呼びかけ、広報等(その他省略)。住民向けの市場への買い出し、社会安生の実現。
(2)交通参加が可能な対象の点検及び縮小
ア 引き続き市民の移動を管理する(時間帯、対象等)。公的機関の職員の携行する証明書等の確認をガイダンスする(省略)。(公安局が実施に向け調整する)
イ 公的機関職員を在宅勤務とする方式を適用する。感染防止対策に参加、又は、緊急の業務の解決を行う場合に限り、「3つの現場(勤務、飲食、宿泊)」若しくは交替勤務制を適用する。(内務局が実施に向け調整する)
ウ 各家庭への商品の配達業務において配達員(シッパー)の活動の管理を行う。(商工局が実施に向け調整する)
エ トゥードゥック市及び各区郡人民委員長は、(グリーンゾーンの)住民が週に1回市場にいけるよう調整を行う。
2 社会安生への適切な配慮
(1)2回目の支援物資の給付以降も困窮する対象に対し、十分な補充支援を行い、世帯主への支援措置を実施する(電気水道料金の免除、減額等)。(労働傷病兵社会問題局が実施に向け調整する)
(2)2百万セットの支援物資を準備し、困窮者を取り残さないという原則を保証する。栄養のある食事を困窮するF0患者に提供する。(商品の受領・支援センターが実施に向け調整する)
3 感染症の抑制・制圧、死亡者の最小化のための措置の強化について
(1)検査業務
8月15日付市人民委員会の計画第2716/KH-UBND号に従った市内における検査業務の実施に関し、保健局はトゥードゥック市及び各区郡人民委員会と連携し以下の内容を強化する。
ア レッドゾーンの全ての住民に対し、クイックテストをプール方式で実施する。
イ 以下の一部対象に対する検査(7日に1回)を追加する。スーパーマーケットの店員、物資輸送のドライバー、薬局店員、都市環境会社・ゴミ収集業者等公益業務に携わる社員、検問所で勤務する者、感染防止業務に携わる者、ガソリンスタンドで勤務する者。
(2)ワクチン接種
ア ワクチン接種を加速する(以下省略)
イ ワクチン接種に対する社会世論を方向付けるべく広報・宣伝する(以下省略)
(3)F0患者の自宅隔離
ア 400の移動診療所を設立する(以下省略)
イ 10万袋の薬品キットを自宅療養中のF0のために準備する
4 商品の供給
商工局は、市の既存の配給システムに基づき、商工省の特別チームと連携し、十分な商品の提供を保証するよう調整し、特に市にとって必需品となる物資を確保する。
5 企業の活動
引き続き企業を監督・検査し、8月15日付市Covid-19対策指導委員会計画第2715/KH-BCD号の要求を担保できる場合のみ(企業は)活動を許可される。(商工局に委任する)
【ハノイ市】
9月6日以降の社会隔離措置について
・市全体での社会隔離実施を継続するのではなく、市民の生活や地域行政の負担も考慮して、今後は感染リスク、人口、地理的条件、生活や生産環境などの条件に照らして、以下のとおりゾーン分けをして、適切な措置を実施することを決定。この決定は、9月6日午前6時から9月21日午前6時まで実施する。市内全域で実施している社会隔離の実施期間を、9月6日午前6時まで延長することを発表
【ダナン市】
<ダナン市人民委員会通達第2905/QD-UBND:9月3日付>
ダナン市が発出した厳格な社会隔離期間の一部緩和に関する通達の概要は以下のとおり。
(1)9月5日午前8時から追って通知があるまで、7月30日付ダナン市人民委員会通達(No.05/CT-UBND)に基づき、市内でのCOVID-19の流行を防止および制御するため、以下のゾーン別に分けて緊急措置を引き続き適用する。
a)非常にリスクが高い地域(レッドゾーン)
b)高リスクの地域(イエローゾーン)
c)低リスク地域(グリーンゾーン)
(2)レッドゾーンの場合、2020年9月16日付保健省決定(3986/QĐ-BYT)、及び2021年8年7日付保健省公電(1168/CĐ-BYT)に基づきCOVID-19感染予防措置を継続する。
(3)イエローゾーン(各坊コミューンのイエローゾーン住居区域内にあるグリーンゾーン/スポットを含む)の場合、2021年7月30日付のNo.05/CT-UBNDに基づいて措置を適用し、家に留まり、特定の条件および措置を満たしている場合にのみ、外出を許可することとする。
(4)グリーンゾーンの場合(14日間連続してコミュニティ内にCOVID-19の感染症例がない場合)、上記(3)の規定を適用し、以下の条件と措置において可能な活動について補足する。
a)市民は市場に5日に1回買い物に行くことが可能。各世帯から1名のみ市場に行くことができ、有効な市場入場用QRコードを所持しなければならない。市場での活動は、購入者と販売者の間に仕切りがあり、2021年7月21日付保健省公電(5858/BYT-MT)に従って、COVID-19の流行の予防と管理に関するガイダンスに準拠する必要がある。
b)市民は、午前5時から午後7時まで、グリーンゾーン内の公共の場所で運動、散歩、他の様式の運動を行うことができる。他の人と2m以上の距離を保つ必要がある。
c)レストラン、商店、飲食店は注文を受け付け、オンラインで商品を販売することが可能である;人の流れを分断するロープや線、買い物客間の距離、顧客への配達が適切に行われているか確認する。顧客は店舗内で飲食をしてはならない。
ベトナム国内の新型コロナウィルスワクチン接種状況
●9月6日の接種者数:534,937名
●これまでの累計接種数:22,675,644名(1回接種:19,231,238名、2回接種:3,444,406名)
日本とベトナムの往来規制
【日本からベトナムへの入国】
・入国には査証が必要。外交旅券、公用旅券所持者のほか、重要な外交活動に参加、従事する外国人、専門家、企業管理者、高技能労働者等に査証を発給。
入国時、陰性証明書の提示、医療申告が必要。14日以上の滞在者については、入国後14日間、原則指定隔離施設で隔離、集中隔離後は自宅等で 14日間の健康管理を行い外出の差し控え等を行う。(実質の行動制限される期間は4週間)
2021年8月4日、ベトナム保健省は、一定の条件を満たしたワクチン接種者について、集中隔離期間を7日間、その後の健康観察期間を7日間とする旨の通達を発表しており、既に適用が開始されております。
【ベトナムから日本への入国】
・入国後14日間の自宅等での待機をしていただくことになります。
・ 日本への全ての入国者は、当分の間、出国前72時間以内の検査証明書を提出しなければならず、証明書を提出できない方は、検疫法に基づき日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。
上記に加え、全ての入国者は、当分の間、入国時に検査を実施されるほか、各種防疫事項への誓約、必要なアプリの登録・利用等が求められます。
以上
ベトナム南部エリアは新型コロナウィルス市中感染が収束しない状況です。
ホーチミン市は8/23~9/15まで24時間外出禁止になっています。
今後も現地からの最新情報をお伝えしておきます。
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