公開日:2026/11/06
ベトナムで日本人が求められている職種とは?最新の求人データから見る、あなたの「挑戦できる道」

「海外で働いてみたいけど、自分の経験って通用するのかな?」
そんなふうに感じている方、実は多いんです。
でも今のベトナムは、若手からベテランまで、いろんな世代・職種の日本人に門戸が開かれている国といわれています。
その理由は、ベトナム経済そのものが大きく変わってきているからです。
ベトナムの人口は約1億人。2025年の経済成長率は8%を超え、1人あたりGDPも初めて5,000ドルを突破しました。
かつては「日本向けの製品をつくる工場の国」というイメージが強かったベトナム。今では、国内で商品やサービスを売る「消費市場」としても注目されています。
さらに、鉄道や道路などのインフラ整備や、日本向けのIT開発も活発です。
工場だけでなく、営業、建設、IT、管理部門まで。日本人が活躍できる場所が、どんどん広がっているんです。
そこでクイックベトナム編集部では、大手人材紹介会社・転職サイト5社に掲載されている日本人向けの求人を調べてみました。
日本人が求められている職種TOP3
まずは、どんな職種の求人が多いのかを見てみましょう。
1. 技術職(生産・品質管理、施工管理・設計、ITエンジニアなど)
2. 営業職(日系企業・ローカル企業向けの法人営業など)
3. 管理職・専門職系(拠点長、人事・総務などの管理部門、会計・コンサルなど)
技術職が全体の半分近くを占め、営業職が約3割で続きます。この3つで、日本人求人の約9割になります。
キャリアの段階ごとに見ると、求められる職種の違いがよくわかります。
・若手層:営業職が約半分。未経験OKの求人も営業職が中心です
・ミドル層:技術職が約半分。実務経験がそのまま武器になります
・シニア層:技術職が6割、管理職・専門職系が約4分の1。工場長や拠点長などの責任者ポジションが増えます。

なぜこの3つの職種が多いの?
背景には、ベトナムの役割の変化があるといわれています。
① 「ものづくりの拠点」としての役割は今も大きい
サプライチェーンの見直しで、生産拠点をベトナムに移す動きが続いています。海外からの投資の半分以上は、今も製造業向けです。
日本品質の生産管理・品質管理を現場で支えられる日本人の技術者は、引き続き重宝されています。
② 「売る市場」へと変わってきている
所得が上がり、ベトナム国内で商品やサービスを売るための進出も増えているといわれています。
ローカル企業との競争も激しくなっていて、日系企業やローカル企業に提案できる営業担当のニーズが高まっています。
③ インフラ整備とIT開発が活発
高速鉄道や空港、道路などの大型プロジェクトが進み、施工管理や設計の経験者が求められています。
日本向けのシステム開発も多く、日本側との橋渡しができるブリッジSEやPMも人気の職種です。
④ 事業の拡大で「まとめ役」が必要に
拠点の規模が大きくなるほど、現地スタッフをまとめ、日本本社とつなぐ役割が欠かせません。
そのため、拠点長や管理部門、会計・コンサルといったポジションの求人も目立ちます。
あなたはどのタイプ?ベトナムで広がる5つの選択肢
ここからが本題です。
データを読み解くと、「こんな人も海外に挑戦できるんだ!」という道がたくさん見えてきました。

タイプ① 20代・社会人2〜3年目の方
「海外は経験を積んでから」と思っていませんか?
実は、未経験OKの求人もしっかりあります。中心は営業職です。
給与の目安は月額1,800〜3,500USD(約28万〜55万円)。製造業や金融・保険業の日系企業が、若手の営業担当を探しています。
社会人経験が浅くても、日本のビジネスマナーが身についていれば十分な武器になります。
20代のうちに海外で働いた経験は、その後のキャリアでも大きな強みになりますよ。
タイプ② 建築・IT・会計などの専門職の方
専門スキルを持っている方は、今まさに「狙い目」です。
建設・IT・会計・コンサルといった専門職は、求人の数も多く、給与の目安は月額2,000〜8,200USD(約31万〜129万円)。
なかでも施工管理・設計は上限が高く、月100万円を超える求人もありました。
日本で積み上げた技術や資格が、そのまま評価されやすいのがベトナムの魅力です。
タイプ③ 英語に自信がない方
「英語が話せないから海外は無理…」とあきらめるのは、まだ早いです。
語学不問の求人も、全体の1割以上ありました。
多いのは生産・品質管理や施工管理といった技術職。給与の目安は月額1,800〜5,000USD(約28万〜79万円)です。
現場には日本語を話せるベトナム人スタッフや通訳がいることも多く、語学より「現場を回せる経験」が重視されています。
タイプ④ ものづくり一筋のベテランの方
工場での経験が長い方にも、ベトナムは活躍の場がたくさんあります。
生産・品質管理の給与の目安は月額2,000〜6,700USD(約31万〜105万円)。工場長や品質責任者の候補として、10年以上の経験を求める求人も見られました。
特にハノイ周辺は工業団地が多く、ものづくりの求人が目立ちます。
長年培ってきた「日本のものづくり」を、現地スタッフに伝えていく。そんなやりがいのある仕事です。
タイプ⑤ マネジメント経験のある方
チームや事業を率いてきた方には、拠点や事業の責任者というポジションがあります。
給与の目安は月額2,100〜6,000USD(約33万〜94万円)。経験次第で、日本の管理職と同じかそれ以上の待遇もめざせます。
また、日本の会社に所属したまま赴任する駐在の求人もあり、年収は約380万〜1,100万円と幅広く設定されています。
立ち上げ期の拠点も多く、裁量を持って事業を動かせるのが大きな魅力です。
エリアはホーチミンが5割強、ハノイが3割強
勤務地は、ホーチミン(近郊含む)が5割強、ハノイ(近郊含む)が3割強でした。
ホーチミンはサービス・IT・コンサルなど業界の幅が広く、ハノイはものづくりの求人が目立ちます。
まとめ:あなたの経験、ベトナムで活かせるかもしれません
今回のデータから見えてきたのは、ベトナムではいろんな経験を持つ日本人が求められているということです。
・若手なら、未経験OKの営業職からスタートできる
・専門職なら、高い給与と多くの選択肢がある
・英語に自信がなくても、技術職なら語学不問の求人がある
・ベテランやマネジメント経験者は、責任者として迎えられる
「自分もいけるかも?」と少しでも感じたら、それが海外キャリアの第一歩です。
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※調査概要:大手人材紹介会社・転職サイト5社に掲載された、2026年4月以降に掲載・更新された日本人向けの公開求人をクイックベトナム編集部が集計(2026年10月時点)。
ベトナム国外勤務・日本人以外を対象とした求人は除外。給与は現地採用・月額GROSSで、NET表記の求人はGROSSに換算。給与レンジの下限は多くの求人が提示している下限の目安、上限は求人の最高額で、1USD=約157円で換算。
※経済データの出典:ジェトロ「ベトナム消費市場、成熟化する消費者像とデジタル消費」(2026年10月)ほか










