公開日:2022/05/09
ベトナムに住んでいると国際結婚(日本人男性とベトナム人女性、日本人女性とベトナム人男性)のカップルの話をよく耳にします。
生まれた国は違えどお互いを尊重しあい、愛を育む様子をみるとこちらまで幸せな気持ちになります。
実際に日本人男性とベトナム人女性のカップルが国内でめでたく籍を入れ結婚式(披露宴) を行った様子をご紹介します。
これからベトナム人の方と結婚を予定する方、式にお呼ばれされたゲストもご参考に。
ベトナムでの結婚式はどのタイミングで式場を抑えるのか?
ベトナム人パートナーのご家族との同意のもと行いますが、一般的には半年前。
最低でも3ヵ月前だそうです。
日本では式場が空いていれば最短でも半年で、1年前から1年半前が一般的と言われています。
ホテルやゲストハウスなど式場のセレクトは様々。10会場程下見に回ったカップルもいるそうです。
日本人同様吉日に合わせて日程を決めます。
ベトナムでの結婚式費用はどのくらい掛かりましたか??
披露宴でのイベント内容にもよりますが、おおよそで5,000USD以上。(250~300名規模)
ベトナムの結婚式では、面識の無い方もこぞって参加されるので一般的にも300名ほどはご参加されます。
日本で300名規模であれば収容できる式場も限られますし、ベトナムでは予備のテーブルや椅子を用意しキャパ越えしても対応できるようになってます。
何故人数がオーバーする事態が発生するのかイメージしにくいかと思いますが、ベトナムでは招待状をお渡しした方の家族や友達まで引き連れて参加されるので概ねの人数しか想定できません。(予備席の数はだいたい20~30名ほど)。
人数を確定させて行う日本スタイルに比べリスクが大きいです。
ベトナムでの結婚式にご招待頂いたけど、当日に向けてどうすればよいか、、、、
初めて参加される方は、外国の結婚式なので楽しみ半面どうすればよいのか分からなく不安なものです。
ざっと下記にてまとめましたのでご参考ください。(※ごく一般的な例です)
・ご祝儀
日本と違ってご祝儀袋ではなく、頂いた招待状に入れて当日持参します。※ご祝儀袋でも可
気になる額は、一般的には500,000VND(2,500円)、会社関連での関係性にもよりますが自身の部下やアシスタントであれば1,000,000VND(5,000円)以上は包みましょう。
少ないよりは多く包んだ方がやはり相手も喜びます。
もちろん日本同様必ずピン札でご用意しましょう。
もし、招待状を渡されて日程がやむを得ず欠席の場合はその場でお金だけ渡すのがマナー。
ベトナム人カップルの結婚式の招待状は3日前とかに貰ったエピソードもよく耳にします。
・服装
(男性)ガチガチのフォーマルでなく男性ならジャケット着用の比較的カジュアルな服装で問題ないです。
さすがにTシャツ短パンのベトナム人男性もいらっしゃいます。
暑くて途中でジャケットを脱いでも構いません。
(女性)ドレス、アオザイ、着物、浴衣、普段着なんでもありです。
履物も日本では、つま先が見えるようなミュール・サンダルはNGですが、南国なので全く問題ないです。
ウェディングドレスと被るような白のドレスを着用されているベトナム人女性も見かけますが、主役の花嫁より目立つ格好でなければ大丈夫です。
実際は招待頂いた新郎新婦との関係性にもよります。
例えば、ご招待頂いたのがご自身の上司とベトナム人の結婚式であれば、フォーマルウェアでご参加頂く方が無難ですね。
TPOを大切に。
ベトナムでの結婚式当日!式場の様子や流れ
基本定刻時間通りに行われませんし、開始時間になっても受付に人がいないことはよくあることです。
早く到着しても待ち時間が長く、遅すぎても自分が座る席が確保できないので時間配分が難しいです。
実際に会場に入ればウェルカムドリンクは日本同様用意されているのでご安心ください。
家族への手紙などゲストに感動を促すようなシーンはベトナムの結婚式にはありません。
催しもほとんど序盤集中型で、親族紹介、ケーキカット、シャンパンタワーなどが一瞬で終わります。
各テーブル配膳されるコース料理や会話を楽しみ、親族や友人による即興カラオケ大会スタート。
食事が終わったら(終わる前でも)、各自帰りたいと時に退席して問題ないです。
これは日越カップルに限らず一般的なベトナム式の結婚式の流れです。
ベトナムで生活をすれば結婚式に呼ばれる回数が多く、関係性が近い方から遠い方からでもご招待頂けます。
初めての参加であれば準備から当日まで気になる点が多数あるかと思います。
何が正解なのか、マナーもあってないようなものなので気を楽にお祝いする気持ちがあれば十分です。
実際に式場でTシャツ、パンツのベトナム人の方々を見かければ自由な振舞で特に問題ないのだと納得させられます。
今回は式場での披露宴でしたが、都市部を離れると自宅や近所のレストランで行う場合がありますので、よりカジュアルで問題ないです。
飛び交うベトナム語を理解するのは困難ですが、せっかくなのでベトナムの結婚式の雰囲気を楽しみましょう!