公開日:2018/02/23
ベトナム旧正月① (市街地ver.)
2018年旧正月(テト)市内の様子
先週から今週にかけては中華系の旧正月(2/15大晦日・2/16元旦)で、ベトナムでも1週間近い休暇となりました。休日があまりないと言われているベトナム唯一の長期の連休になります。会社により休日の日数は違いますが、2/14~2/21を目処にテト休みとなっています。駐在の方は、この時期を利用して一時帰国される方がほとんどです。
ベトナムの旧正月は、実家に帰り家族や親戚と過ごします。大学も長期で休みになるので、田舎に帰省する人も多いためか、普段は渋滞になることが多いホーチミン中心地ですが、2月中旬頃はバイクの交通量が少なくなります。
こちらは、2/15の午後3時頃のNguyễn Thị Minh Khai 通りの様子です。中心地で常に交通量もあり賑やかな通りですが、2/15~17は9割方お店が閉まっていました。
しかしながら、移動の手段はバイクなので一定数の交通量はあり、テト期間は治安が悪化するので、事故や盗難には注意が必要です。
また、街中の木々が黄色い菊を見立てた造花で飾られます。テト前、市内の大きな公園では沢山の花が売られています。
グエンフェの花飾り
2/13から2/19の開催となりました。今年のテトはバレンタインデーと重なり、戌年であったことから、ペアの犬とカラフルな花で構成されています。
2/7時点のグエンフェ通り様子です。1週間前はこの状況で、あまり出来上がっていないので、とても心配になりました。普段は何もない、広い歩道です。
犬のモニュメントや色とりどりの花が、夜にはライトアップされとてもきれいでした。日本では寒い時期がイルミネーションのイメージがありますが、2月は比較的涼しいと言われているホーチミンでも連日30℃前後になります。
人が減ったと言われるホーチミン中心地ですが、グエンフェ通りには多くの人が集まります。通常の週末以上に屋台が出ており、花飾りだけでなく周りも盛り上がっていました。
2/19(テト4日目)の22時から撤去作業が始まり、清掃と同時に花々を持って帰る市民の姿もありました。
撤去の様子
年明けの花火
新暦のお正月と同じく、0:00から15分間花火が打ち上げられました。ホーチミン市内では7ヵ所で花火が打ち上げられ、中心地では1区と2区を挟むサイゴン川からのポイントが賑わいました。
サイゴン川沿いのTượng Trần Hưng Đạo像の公園から花火を見ましたが、ポジショニングが悪く、煙でかすんでしまいました。風向きの関係で火薬が飛んできたので、いつかリベンジしたいところです。
15分間花火が連続で打ちあがり、観客が一体となって盛り上がりました。正面からの花火の様子
日中は比較的人通りも少なかった中心地ですが、花火終了後には見に集まった人々でごった返します。ホーチミン市内に住む人が集まり、渋滞は通常と変わらない風景です。
旧正月期間は外国人駐在者にとっては一時帰国、ホーチミン市に上京しているベトナム人にとっては田舎への帰省時期となるため、寂しい期間にもなります。しかし、素敵な催しもあり、日本ではイベントとして扱われない旧正月を祝う体験も出来ます。駐在の方にとっては、なかなか過ごせない期間となりますが、街の様子を感じ取って頂けたら嬉しいです。
次は、ベトナム人の旧正月の過ごし方をご紹介します!!
Quick Vietnam インターンHirona