公開日:2022/06/15
ご転職相談や転職決定後の面談でよく頂くご質問に、「家探しはどうやってすれば良いのでしょうか？」というものがあります。
ベトナムの賃貸契約は1～2年が一般的です。中途解約した場合はデポジット（入居時に支払うお金。
家賃1～2ヶ月分ほどで、満期終了の場合基本は全額返ってくる）を失う場合が多いです。
急いで賃貸契約をしたものの、住んだ後に家とのミスマッチが分かり「デポジットを失うか、引っ越すか」で悩まれる方も多いです。
今回は初めての海外（ベトナム）移住の方向けに、失敗しにくい家探し（賃貸契約）モデルケースをご紹介します。
ホーチミンの気になる家賃相場は？
※↑の写真は家賃600USD/月ほどの中心部のアパート付属プール。
筆者（現地採用一人暮らし）の肌感覚にはなりますが、ホーチミンの家賃相場は以下の通りです。
・200USD～350USD：一人暮らしの場合ローカル寄りのアパート・大家さん一家に間借り、などが多い。シェアハウスの場合はもう少し良い生活ができます。ローカル生活を楽しみたい人向け。
・350～600USD：現地採用外国人向けの一人暮らし用アパートの平均的な価格帯。
中心部（1区）を除けば、アパートに小さなジムやプールが付いている日本では1,000USDほどしそうな掘り出し物件も有。
しかし物件によっては当たり外れがあるため、自分の目で見て確認した方が良い。※この価格帯の物件は、日本語可の不動産会社では取扱いが少ない
・600～1,000USD：外国人・金持ち向けのタワーマンション物件有。マンション内にスーパーやコンビニ・薬局があるなど、生活に不自由しない環境が整っていることが多い。この価格帯であれば大外れは少ない印象。
・1,000USD～：これ以上の価格帯だと家族向けの物件が多いです。
家探しパターン１ 時間・お金がかかっても良い物件を探したい
※↑の写真はホーチミンのサービスアパートメント。広さは日本のビジネスホテルくらい。
1. 初日～1週間 ホテル滞在
ベトナム渡航前に、1週間分のホテル予約をしておきます。
当日もホテルのリムジンバスを予約しておくと安心です。（もちろんご自身でタクシーやバスを利用することも可能ですが、ぼったくりに合う可能性もゼロではありません。節約は慣れてからで、最初は安心をお金で買うのも有りです）
物価が安いため、2,000～5,000円程度でも綺麗なホテルも多数有り。
ホテルの快適な環境で、まずは体調を整えて情報収集をし、次のステップのサービスアパートメントや長期契約物件を探します。（できれば気になるエリアのサービスアパートメントを借りると良いです）
2. 1～2ヶ月間、サービスアパートメント滞在
日本にいる時に予約しても、ベトナムに来てからでも良いです。
ベトナム渡航後ですと気に入ったアパートに空きがない可能性がありますが、その時はいくつかのサービスアパートを転々とするか、ホテル滞在を伸ばして空きが出るのを待つのも良いかと。
短期契約（1週間～数カ月）のため通常の賃貸（1年契約）よりも割高にはなりますが、「いつでも引っ越しできる」、「アパートが外国人対応に慣れている」というメリットがあります。
3. 長期契約した物件に滞在
過去の弊社コラムを参考に、2.のサービスアパートメント滞在中に自分で実際に物件を見て回ったり、現地で知り合う日本人から治安の情報を入手したりして、長期契約物件を探します。
参考コラム：ベトナム 賃貸物件の探し方
1日に3件ほど見ただけで決める人もいれば、1回の引っ越しで20件～内覧をして決める人もいます。ご自身のタイプに合わせて決めましょう。
家探しパターン2 時間・お金をかけずに物件を探したい
1. 初日～1・2ヶ月間 サービスアパートメント滞在
日本にいる間に現地のサービスアパートメントを予約しておきます。パターン1に比べてホテル滞在を省いているので、ホテル代・ホテルからの引っ越しの手間が省けます。
サービスアパートメントの質も様々なので、予約する際は正規HPだけではなく、利用者のレビューやGoogle Map等で写真を確認しておいた方が良いかと。
また予約から滞在まで期間が空く場合は、ベトナム渡航直前に再確認の連絡を入れておいた方が安心です。
2. 長期契約した物件に滞在
こちらはパターン1と同じため省略します。週末や就業後を使って家探しをしましょう。
ベトナム移住のアパート・家探し ホーチミン家賃相場と失敗しにくいモデルケースまとめ
※↑の写真は450～500USDほどのアパートのキッチン。冷蔵庫が大きいと飲み物も冷やせて便利です。
ベトナム移住・転職をしたら、住むところ・仕事も変わり、もちろん生活スタイルも日本とは変わります。
実際に現地で1～2ヶ月ほど生活する中で「自分は夜に飲みに行くのが好きだから、狭くても中心部が良いな」とか、「2区の雰囲気が好きだから、この街に住みたい」「家事をする時間がないから、サービスが充実した物件にしよう」など、ベトナムでの自分のスタイルが見つかってくる方も多いです。
ホーチミンではホテル・サービスアパート・賃貸物件の数がとても多いので、上記のモデルケースをもとに、ぜひご自身に合った物件で楽しいベトナム生活をお過ごしください！
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