公開日:2022/10/07
最近のべトナム勤務希望の日本人転職者の動向について
1. 転職理由はワークライフバランス重視
ウィズコロナ時代になり、主にベトナム勤務を希望する日本人の意識は変化しています。
在宅勤務や副業・兼業などを許容することが少しずつ一般化した日本では、ワークスタイルが多様化しています。
従来の「日本は働き方の自由度が低い」「会社の付き合いが煩わしい」「満員電車など通勤が手間」などのネガティブな要素は解消されつつあり、より本質的な自己実現を目指す傾向にあります。
最近の転職者のベトナム希望理由は、「パートナーがベトナム国籍」や「子供をグローバルな教育環境が育てたい」「英語やベトナム語を活かしたい」など個人が大切にしたい価値観が主です。
20~30代の若年層では「これから成長する国で働きたい」「将来的に起業したい」など、前向きな理由も増えている気がします。
2. 転職本気度の見極めや気持ちの揺れ幅も注意
コロナ前のベトナム転職理由について本音では「閉塞感のある日本を逃避したい」という人が一定数いました。
今は、ネガティブな逃避傾向は減少している代わりに本気度が高くはない希望者が増加しています。
日本での在宅勤務中で時間に余裕ができて「夢だった海外勤務に挑戦したい」「オンライン面接なら気軽に応募したい」「海外でもフリーランスの業務を続けて兼業したい」など、転職の本気度が高くない人や、海外勤務を現実的に深く考えていない人も増えています。
採用する現地法人側立場では応募者は増加しても、選考中や内定提示後の辞退が多く、現地採用が進んでいない企業が増えています。
今後は選考プロセスで動機形成を高めることや、ベトナム転職の本気度や覚悟の見極めを行いながら、ベトナム勤務でも在宅・フレックス勤務など、より従業員の自由度を高め、多様性を認める工夫が必要になりそうです。
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執筆者古屋