公開日:2018/11/02
「ベトナムモーターショー2018」のレポート
ベトナムはバイクのイメージが強いとは思いますが、自動車もどんどん普及しています。
ベトナムの新車販売台数(2017年)は約25万台。乗用車では14.7万台程度で、まだまだ市場規模としては小さいです。
※ちなみに日本は523.4万台(2017年)、隣国のタイでは87.2万台(2017年)、インドネシアの108万台(2017年)、フリィリピンの42.5万台(2017年)、マレーシアは50万台(2017年)とASEANの中でも出遅れています。
今回は2018年10月にホーチミン市内で開催された「ベトナムモーターショー2018」の現地情報を共有します。出展ブランドは合計で15ブランドでした。日系がトヨタ、レクサス、スバル、日産、三菱、ホンダの6ブランド。欧米系がシボレー、フォード、メルセデス・ベンツ、VW、アウディ、マセラティ、ジャガー、ランドローバーボルボの9ブランドでした。主催はベトナム自動車輸入協会(VIVA)とベトナム自動車製造者協会(VAMA)との共催になります。今年のパリの自動車ショーで発表されたベトナム発の民間ブランドのビンファースト社の展示は無かったです。
ベトナムモーターショーの会場はホーチミン市7区にある、最大級の展示場になるサイゴン・エキシビジョン&コンベンションセンター(SECC)で毎年開催されています。
入場料は30,000VND(150円)で安く、気軽に来場できる価格にはなっています。
最終日(日曜日)のため会場は来場者でにぎわっており、歩く事も出来ない状況になっておりました。ベトナム人の家族連れも多くイベント的な感じではありました。
ガラスで囲まれた商談ブースもなどもあり、展示だけでは無く即売会も実施されており、
その商談ブースも常にだれかが入っている状況でした。価格交渉好きなベトナム人相手の商談は時間が係っているかも知れません。
まだまだこれからの自動車市場ですが、成長する熱気は感じられます。将来的には人口も1億人を超えるベトナムは、有望市場の一つになっているとは思います。自動車整備や駐車場、自動車関連グッズ販売など可能性は広がる気がします。
一方製造拠点としてはサプライチェーンも弱く、ベトナム国内では各社ノックダウン方式での生産しか出来ていないため、自動車を地産地消のビジネスと考えるとまだまだ課題は多そうです。
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