公開日:2022/08/15
ベトナムには日本の有名コンビニチェーン店はほぼ全て進出しています。
セブン・イレブン、ファミリーマート、ミニストップ、日本では見れなくなったサークルKサンクスまで。
これらの店舗ではローカルの食品や日用品とあわせて日本の調味料や日用品も一部取り扱っていることが多く、在住の日本人も多く利用しています。
ですがベトナムには日系だけではなく、ローカルはもちろん他の国出身のコンビニも多く存在します。
今回はそんな中でも、最近店舗数を一気に増やし存在感が増している韓国系コンビニチェーンGS25についてご紹介します。
韓国系コンビニチェーンGS25とコンビニの歴史
コンビニの発祥はアメリカで、時代は1927年と現在よりも約100年も前になると言われています。
「サウスランド・アイス」というもともとは氷専門のお店が日用品や食料品の販売も行ったところ瞬く間に人気となり、翌年にはチェーン展開をしたのが始まりのようです。
またその店は後に名前を変えて日本でも有名な「セブン・イレブン」となりました。
日本でのコンビニの発祥は遅く、コンビニの定義が曖昧なため諸説ありますが、1960年代頃と言われています。
韓国でのコンビニの普及はもう少し後で、1989年にセブン・イレブン1号店がオープンし、90年代に広く普及しました。
(1989年よりも前に試験的にコンビニエンスストアが何店舗か展開されましたが、撤退した過去があるようです)
GS25は韓国初の自国発祥コンビニで、2002年に今の名前に変えましたがその前はLG25という名前でした。
1990年設立の韓国最大手のコンビニチェーン店で、ベトナムには2018年に進出し、ベトナム国内に生鮮食品の加工工場も持っておりそちらの工場で加工した商品の販売も行うなど、当初から本格的にベトナム進出に力を入れていました。
韓国系コンビニチェーンGS25の品揃え
GS25は韓国人の方が多く住む7区や2区のエリアはもちろん、中心部1区にも多く展開しているため、旅行者の方も目にすることが多いかと思います。
日系のコンビニが現地商品+日本の調味料や食品を置いているようにGS25も現地商品と韓国商品の両方を販売しています。
ベトナムローカルのスーパーやコンビニでも韓国製インスタントラーメンはいくつか置かれているほど、ベトナムで韓国のインスタントラーメンはメジャーですが、やはり韓国系店舗は品揃えも多く他店では見たことがない物もあり、ノベルティプレゼントなどイベントも行うなど力を入れています。
ベトナムの調味料の横に韓国製調味料(上の写真はベトナムの醤油、調理用油と韓国のゴマ油、プルコギソース)が売られていたりします。
輸入品のため、価格はやはり少し割高です。これが日系のコンビニの場合は日本の醤油や粉末ダシなどが売られています。
またGS25の特徴として、店舗にもよりますが、カウンターで調理済みのトッポギや韓国ラーメンが買えます。
他の店舗ですとベトナム風肉まんやバインミー、おでん(日本風のダシがきいたおでんではなく、韓国風の唐辛子がきいた辛い汁)が売られていることが多いです。
またインスタントラーメン専用の給湯器(?)もあります。ここら辺が、インスタントラーメン文化の発達した韓国系ならではのコンビニの面影を映し出しています。
世界中の料理が味わえるホーチミン。
わざわざ韓国料理屋、日本料理屋に行かずとも、気軽で日本人にも馴染みが深いコンビニを利用して、気軽に海外の料理を楽しむことができます。
旅行やベトナム生活のお供にぜひコンビニ探検も楽しんでみて下さい。