公開日:2025/04/25
ホーチミン市5区のカオダイ教寺院、「Thánh Thất Cao Đài Sài Gòn」をご紹介します
今回はホーチミン市5区にあるカオダイ教の寺院、「Thánh Thất Cao Đài Sài Gòn」をご紹介します。カオダイ教の有名スポットである総本山は南部のタイニン省にありますが、ホーチミンの中心地からは100kmほど離れており、簡単には行けないのがネックです。そこでおすすめなのが、ホーチミン市内でカオダイ教の雰囲気が味わえる寺院、「Thánh Thất Cao Đài Sài Gòn」です。
カオダイ教とは
カオダイ教はカンボジアと国境を接するベトナム南部のタイニン省で1926年に発足した新興宗教で、国内外に約300万人ほどの信者がいるとされています。また、タイニン省の人口の7割はカオダイ教を信仰しているとも言われています。
アクセス
場所はホーチミン市5区のチャンフンダオ(Đ. Trần Hưng Đạo)通り沿いで、市内中心地からは車で15分ほどの距離です。周辺に目立つ建物などはありませんが、寺院の外観がとてもカラフルで独特なので分かりやすいです。また、路面にあるためあまり迷うことはないと思います。
寺院内部へ
寺院は3階建てで、参拝の際は土足厳禁です。2階に行く際に、階段の脇に靴を脱ぐように促す看板があります。寺院内の看板はほとんど英語での表記もあるため、観光客にも優しいです。
この寺院は宗教施設でもあるのですが、参拝も写真撮影も自由となっています。(礼拝も行われるため、写真を撮る際は信者の方への配慮を忘れないようにしましょう)
寺院内は奥行きが広く多くの見所がありますが、その中でも特に魅力的なものを抜粋してご紹介します。
カオダイ教は仏教やイスラム教、キリスト教などの様々な宗教が土台となっており、崇拝する対象も多岐に渡ります。2階にある絵画には、中国革命の父である孫文、フランスの詩人ヴィクトル・ユゴー、ベトナムの詩人グエン・ビン・キエムが3人の聖人として描かれています。
2階には本堂中央があります。寺院内には拝殿が多数ありますが、この中央本堂が1番広く天井もとても高いです。カラフルな装飾から感じられる独特な雰囲気と相まってその雰囲気には圧倒されます。
そしてこの寺院で一番の見所が本堂中央の正面に鎮座するカオダイの目、「天眼」です。とても迫力があり、不思議な雰囲気です。
さらに奥に進むと、ピンクの柱に黄色の旗が目立つ別の拝殿があります。こちらも色合いがとても美しく、見ていてとても魅了されます。
まとめ
今回はホーチミン市内のカオダイ教寺院「Thánh Thất Cao Đài Sài Gòn」をご紹介しました。カオダイ教の独特な雰囲気を存分に味わえる場所となっていますので、ホーチミン市にお越しの際は是非参拝してみてください。
基本情報
寺院名:Thánh Thất Cao Đài Sài Gòn(Saigon Cao Dai Temple)
住所:891 Đ. Trần Hưng Đạo, Phường 1, Quận 5, Hồ Chí Minh
参拝料:無料
インターン生:Sinh