公開日:2020/07/24
ウィズコロナ時代のベトナム人材マネジメント留意点
ベトナムでは日常が戻りつつあります。一方、海外との玄関口は閉ざされたままの状況であり、外国人の入国がいつ解禁されるかは見通せない状況でもあります。今後も世界で感染拡大の長期化や国際間の分断が加速すればまた、新たなリスクが浮上することでしょう。今回は長期化が予想されるウィズコロナ時代(ニューノーマル時代)の人材マネジメントについて考察します。
新しい生活様式への対応を視野に入れて
べトナムも将来的には二次感染のリスクが無くなった訳ではありません。経営管理者として従業員の健康や雇用を守りながら事業経営することが前提になることは予想されます。
キーワードとしては「生活安全保障」「事業継続性」は常に意識する必要はあります。再度社会隔離政策が実施された場合に備えての在宅勤務・オンライン会議、新たなBCP策定など、環境変化や様々なリスクに対して柔軟に対応する準備も必要です。
コロナウイルスの影響が世界中で広がっています。ベトナムでも政府発表のコロナウイルス対策によりビジネス・日常生活にも規制が強化されつつあります。「ウィルスが広がっているのでは無く、人々がウィルスを広めている」この事実は再度一人一人が自覚する必要もありそうです。
自社スタッフの「自立・自律の実現」に向けて
このような社会環境下でスタッフの価値観も変化する可能性があります。今までは組織に個を従わせれば良いとされていて、マネジメントもプロセス管理や行動管理が中心になっていました。個人も長期的に企業に貢献する事で賃金アップや昇進・昇格を約束されている相互拘束型で機能していた気がします。
今後は「VUCA時代」が加速されていきます。VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainly(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉で将来を予測するのが難しく刻々と移り変わる環境へと柔軟に適応する必要があります。人材マネジメントも組織の変化対応力を高める必要があります。個の多様性を活かしながら自らの意思で主体的に変化・成長できる人材の育成と会社への貢献意欲を高める難易度が高いマネジメントを目指して欲しいです。
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