公開日:2022/07/20
ベトナムでは東南アジア特有のウイルス性感染症があります。
ベトナム渡航が決まった際に皆さん一度はお調べになるのではないでしょうか。
旅行などで数日間しか滞在しない方でしたら、特に必要ございませんが1年以上の長期就業が確定されている方は万が一に備えて受けておくのをおすすめします。
先日、猫に腕を噛まれたことをきっかけに初めてベトナムで予防接種を受診しました。コラムをご覧頂く方々にも、少しでも危機感を持っていただければ幸いです。
ベトナム渡航前、渡航後の予防接種
日本の医療機関で渡航前に予防接種をする選択もございますが、ベトナムのワクチン代の方がお財布にも優しいです。
下記、ベトナムで予防接種を推進している主要な感染症のご紹介です。
A型肝炎
飲食店などで使用される不衛生な水や食品がウイルスを媒介し、そのウイルスを摂取することで発熱、吐き気、倦怠感や黄疸などの症状がみられます。
ローカル飲食店や二枚貝などは特に要注意です。
軽症で済む場合がほとんどですが、免疫力の低下している中高年の方ですと重症化する傾向があります。
B型肝炎
血液や体液を媒介して感染。感染ルートとしては、母子感染、血液による感染(性交感染など)があります。
主に母子感染によるものでB型慢性肝炎感染者の15%~20%は、B型肝炎ウイルスが引き起こした肝がんや肝硬変が原因で亡くなるケースもあります。
狂犬病
狂犬病に感染した犬だけでなく、猫、コウモリ、タヌキ、猿などの動物に噛まれることで感染します。
感染し発病した場合は、致死率100%。事前(暴露前)に予防接種するか、もし噛まれた場合は速やかに病院へ行き注射を受けましょう(暴露後接種)
万が一ワクチンの配給がストップしていたり、在庫が確保できていない場合があるので注意。
ベトナムでは首輪の無い野良犬、野良猫が街中を徘徊しているのでむやみに触るのは危険です。
破傷風
傷口から土壌の破傷風菌に感染することによって起こる病気です。
感染して発病してしまうと全身の痙攣や呼吸困難など命に関わる重病になります。
幼少期に日本で摂取した方は多いと思われますが、成人の場合ワクチンの効果が10年ほどで落ちる為、追加の予防接種を受けることをおすすめします。
日本脳炎
蚊媒介性の感染症です。
特に5月~7月の気温が高くなる時期はウイルスの最盛期とも言われております。感染すると高熱、頭痛、吐き気、発作などの症状がみられます。
重い場合は意識障害、昏睡状態になる場合もあります。
ホーチミンの日系病院(LOTUSCLINIC様)では、各感染症のワクチンが日本よりも価格を抑えて受診できます。
海外での予防接種となると不安に思う方もいらっしゃいますが、こちらの日系病院は日本人医師・日本人看護師の方が駐在されており、受付等のスタッフの方も日本語が通じます。
ベトナムにいながらも安心して日本の医療行為が受けられます。ワクチンの種類も上記の他に数種類ご対応頂けます。
ワクチンによっては数回に分けて受診しなければなりませんが、長期滞在をお考えの方は万が一に備えて渡航後でも構いませんのでお勧めいたします。
ワクチンの在庫状況などの確認も必要ですので、事前に予約するようにしましょう。
※受診するかしないかは個人の自由です。
ベトナムで予防接種が受けられる日系病院詳細
LOTUS CLINIC(ホーチミン)
住所:3F, Lancaster, 22 Le Thanh Ton St., Dist. 1, HCMC
レタントン通り・ランカスタービル 3F
電話:(028) 3827 0000
営業時間:(月~金曜)9:00~12:30 / 14:00~18:00、(土曜)9:00~13:00
LOTUS CLINIC HANOI(ハノイ)
住所:No.1+No.2, D2 bldg., Giang Vo St., Ba Dinh Dist., Hanoi
サンボー通り・D2ビル 4F
電話:(024) 3817 0000
営業時間:(月~金曜)9:00~12:30 / 14:00~18:00、(土曜)9:00~13:00
ウェブサイト:LOTUS CLINIC