公開日:2020/04/24
在宅勤務・テレワークのメリット・デメリット ~ベトナム・ホーチミン編~
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)。ベトナム・ホーチミンでは現在、新型コロナウイルス対策として社会隔離政策が実施され4月23日以降緩和はされたものの緩やかに期間延長しています。コロナウイルスの影響により、テレワークや在宅勤務を早急に導入している企業(ローカル・外資含め)は増えつつあります。ソーシャルディスタンスを保ちながら自宅に籠もり続けるのは精神的にも体力的にも不可が掛かります。危機的情を乗り越えるためにも、在宅ワークのメリット・デメリットを労働者・企業側に分けて考えました。
【労働者(働き手)側】
メリット
・通勤時間の短縮 (市内バイク渋滞回避 )
・個人のペースで業務に集中できる
・残業時間が減る
など
デメリット
・コミュニケーションロスよるトラブルやストレス
・時間管理(ダラダラと長時間労働・昼夜逆転生活など)
・長時間のデスクワークによる運動不足(南国で暑いため短時間しか運動できない)
また、オンオフのコントロールがつかず仕事をした気になれないなど。在宅勤務のメリットを伸ばしつつ生産性向上に繋げバランス良く快適に過ごすことを心掛けましょう。
【企業(雇用)側】
メリット(企業側)
・ミーティングはビデオ会議(Skype・Zoom・Teamsなど)で対応可能
・リスク分散(自宅アパートがロックダウンしても業務対応可能)
・個人の状況に合わせて働き手を増やすことができる
※ベトナムでは産休制度が整ってはいますが、一部出産や親の介護のためやむなく退職するスタッフにもいます。リモート時短勤務であれば、継続雇用を提案しやすいかと。
デメリット(企業側)
・書面・紙ベースの業務対応ができない
・セキュリティー管理上、一部オフィスから持ち出せないモノあり
・在宅中の部下スタッフの管理方法が難しい
など
管理者として、一緒に働くスタッフ・部下とは通常よりもコミュケーション回数をできるだけ多めにとることを心掛けましょう。国籍関係なく、誰しもが危機的状況に対して見通しがつかず不安を感じています。ベトナム・ホーチミンでも日本と同様、地方出身者は親元を離れ、一人暮らしをしているスタッフも多くいます。コミュニケーション量が通常の半分以上も下がる場合は、気づかない内に孤独感が重く伸し掛かります。
電話やメッセージアプリなどのツールを使用し仕事以外の雑談・息抜きタイムなどを交えながら、孤独を感じさせないようにサポートしましょう。危機を乗り越えたメンバーとアフターコロナに向けて希望を持ち、この状況下だからこそ結束力を高めることが必要です。
在宅勤務を導入しても効果が読めない、習慣化までに時間を要する、製造業のように現場ありきの業態はそもそも在宅勤務すらできない。。。。など問題は山積みです。危機的状況を乗り越えられるよう試行錯誤し最適化を図るよう努力していきましょう。
最後に
今の状況に不安を抱くことは精神的にも正常であり、この状況が永遠に続くわけではないため労働者の皆様は自分は一人じゃないということを忘れないでください。収束後海外・ベトナムで就労をお考えの方は、情報収集段階でも構いませんのでご相談頂ければ幸いです。ご相談窓口はこちらまで
また、直近やアフターコロナに向けて雇用や採用に関してのご相談はいつでも承っております。詳しくはこちらまで