公開日:2021/09/24
ベトナムの新型コロナウィルス感染状況(2021年9月22日現在)
ベトナムでの新型コロナウィルス感染状況をお伝えします。(2021年9月22日時点)
【ベトナム全土】
・累計感染者数:707,436名(11,692名増)
・累計死者数:17,545名(240名増)
・新規感染者数(9月22日):11,692名(国内感染事例:11,687名 入国後感染症例5名、)
・新規死亡者数(9月22日):240名増
・1週間(9/16~9/22)の新規感染者累計:72,311名 ※一日平均10,330名
【ベトナムでのエリア別(新規感染者数が多いエリア5か所)】※9月22日
1位:ホーチミン市(ベトナム南部) 6,521名
2位:ビンズン省(ベトナム南部) 3,609名
3位:ドンナイ省(ベトナム南部) 590名
4位:ロンアン省(ベトナム南部)254名
5位:キエンザン省(ベトナム南部)134名
現状の主なベトナム国内の新型コロナ感染対策(規制)
【ホーチミン市】
ホーチミン市人民委員会は、8月23日0時から9月6日までの間、市内全域における移動の引き締め強化を目的とする公文書を発出しました。9月30日迄延長になりました。
詳細は以下(24時間完全外出禁止)
1 社会隔離の徹底的実施について
(1)各家庭、各町内、各坊、各村等の地域単位での厳格な隔離を実施する。
各地区単位で特別対策チームを設立する(特にオレンジ/レッドゾーン)。その任務は、社会隔離措置の実施状況確認、住民への呼びかけ、広報等(その他省略)。住民向けの市場への買い出し、社会安生の実現。
(2)交通参加が可能な対象の点検及び縮小
ア 引き続き市民の移動を管理する(時間帯、対象等)。公的機関の職員の携行する証明書等の確認をガイダンスする(省略)。(公安局が実施に向け調整する)
イ 公的機関職員を在宅勤務とする方式を適用する。感染防止対策に参加、又は、緊急の業務の解決を行う場合に限り、「3つの現場(勤務、飲食、宿泊)」若しくは交替勤務制を適用する。(内務局が実施に向け調整する)
ウ 各家庭への商品の配達業務において配達員(シッパー)の活動の管理を行う。(商工局が実施に向け調整する)
エ トゥードゥック市及び各区郡人民委員長は、(グリーンゾーンの)住民が週に1回市場にいけるよう調整を行う。
2 社会安生への適切な配慮
(1)2回目の支援物資の給付以降も困窮する対象に対し、十分な補充支援を行い、世帯主への支援措置を実施する(電気水道料金の免除、減額等)。(労働傷病兵社会問題局が実施に向け調整する)
(2)2百万セットの支援物資を準備し、困窮者を取り残さないという原則を保証する。栄養のある食事を困窮するF0患者に提供する。(商品の受領・支援センターが実施に向け調整する)
3 感染症の抑制・制圧、死亡者の最小化のための措置の強化について
(1)検査業務
8月15日付市人民委員会の計画第2716/KH-UBND号に従った市内における検査業務の実施に関し、保健局はトゥードゥック市及び各区郡人民委員会と連携し以下の内容を強化する。
ア レッドゾーンの全ての住民に対し、クイックテストをプール方式で実施する。
イ 以下の一部対象に対する検査(7日に1回)を追加する。スーパーマーケットの店員、物資輸送のドライバー、薬局店員、都市環境会社・ゴミ収集業者等公益業務に携わる社員、検問所で勤務する者、感染防止業務に携わる者、ガソリンスタンドで勤務する者。
(2)ワクチン接種
ア ワクチン接種を加速する(以下省略)
イ ワクチン接種に対する社会世論を方向付けるべく広報・宣伝する(以下省略)
(3)F0患者の自宅隔離
ア 400の移動診療所を設立する(以下省略)
イ 10万袋の薬品キットを自宅療養中のF0のために準備する
4 商品の供給
商工局は、市の既存の配給システムに基づき、商工省の特別チームと連携し、十分な商品の提供を保証するよう調整し、特に市にとって必需品となる物資を確保する。
5 企業の活動
引き続き企業を監督・検査し、8月15日付市Covid-19対策指導委員会計画第2715/KH-BCD号の要求を担保できる場合のみ(企業は)活動を許可される。(商工局に委任する)
【ハノイ市】
9月21日以降の社会隔離措置について
・ハノイ市における、9月21日午前6時以降の社会隔離措置の緩和の具体的な内容について、指示(22/CT-UBND)が発表されました。
・その中で、首相指示第15号に基づく感染症対策(注)を講じつつ、社会隔離措置を緩和することとし、市内移動時の「通行証」、市内3つのゾーン分け廃止することのほかに、➀今後可能な活動、➁引き続き休止する活動、➂医療申告の徹底について明示しています。
➀再開される活動及びサービス
・国家レベルの政治・対外活動の実施:
所掌機関の承認を得た上で、感染症対策を講じて行う。
・各機関・企業・団体での勤務:
出勤と在宅勤務の比率を50:50にすること。
・会合や行事の開催:
1つの部屋に20人を超えて集まらないようにすること(大勢が集まる必要がある場合には、地域の人民委員会の承認を得て、感染症対策が必要)。職場、学校、病院以外の公共の場ででは10人を超えて集まらず、最低2メートルの間隔を確保すること。
・再開されるサービス:
サプライチェーン・必需サービス(スーパーマーケット、市場、コンビニエンスストア、日用雑貨店、青果物・生花の取扱店、農産物の流通サービス、薬局・医療資機材の取扱店、医療機関、銀行・金融・証券サービス、郵便・通信、輸出入関連の輸送業、更生施設、社会福祉サービス、理美容室、洗車・修理サービス、家電修理、文房具・学用品の販売、建築資材の取扱店、電子取引・オンライン取引での営業。飲食店は持ち帰りのみで21時まで営業可能。)
・郵便物や商品を二輪車や自動車で輸送するシッパーは感染症対策を講じ、アプリを利用することで活動可能。稼働率は50%を超えないようにすること。シッパーは少なくとも1回ワクチン接種を終え、医療申告(VN-eIDアプリ、またはsuckhoe.dancuquocgia.gov.vnでのオンライン申告) を行わなければならない。活動時間は9時~22時とする。
・葬儀は親族の範囲で20人を超えないようにすること。参列者は1グループ5名を超えないようにすること。
➁引続き一時休止する活動・サービス
・交通運輸局は、ノイバイ空港に到着する国内航空便、ハノイ到着する鉄道を引き続き休止すること。
・陸上及び水上の旅客輸送サービス(バス、タクシー、ハイヤー、省市をまたぐ長距離バス、フェリー、バイクタクシー)。ただし、感染症対策、公的業務、外交目的の利用や、専門家や労働者を送迎する場合は除く。
・公共施設や商業施設における文化・スポーツ・娯楽活動(ただし国家レベルの所掌機関が承認する場合を除く)。宗教関連の活動も引き続き一時休止する。
➂医療申告の実施
5Kの実施、アプリ(Ncovi、Bluezone)又はオンライン( www.tokhaiyte.vn )での医療申告を厳格に実施すること。発熱、咳、息苦しさ、味覚がない等の症状がある場合には直ちに地域の当局や医療機関に連絡すること。・市全体での社会隔離実施を継続するのではなく、市民の生活や地域行政の負担も考慮して、今後は感染リスク、人口、地理的条件、生活や生産環境などの条件に照らして、以下のとおりゾーン分けをして、適切な措置を実施することを決定。この決定は、9月6日午前6時から9月21日午前6時まで実施する。市内全域で実施している社会隔離の実施期間を、9月6日午前6時まで延長することを発表
【ダナン市】
・ダナン市は、9月16日午前8時から追って通知があるまで、市内でのCOVID-19の流行を防止するための緊急措置を引き続き適用する旨の通達を発出しました。
【本文】
1.9月16日午前8時から追って通知があるまで、市内でのCOVID-19の流行を防止および制御するための緊急措置を引き続き適用するが、市民の活動制限緩和に関する追加措置を以下の通り調整し補足する。
2.イエローゾーン(各坊コミューンのイエローゾーン住居区域内にあるグリーンゾーン/スポットを含む。):2021年7月30日付No.05/CT-UBND、および2021年9月3日付No.2905/QD-UBNDを引き続き適用し、家にとどまり、特定の条件および措置を満たしている場合にのみ外出が許可される。(本通達にて)追加および調整される緩和措置は次のとおり。
(1)許可された食料品店及び生活必需品販売店での購入:各世帯のうち1人が5日に一度の頻度で、直接店頭で商品を購入することが可能。その際商品を購入するための有効なQRコードを所持しなければならない。
(2)店舗の活動:建築資材の販売、技術的サービス、電気および家庭用水回り修理、出版物販売や文房具店、パソコンショップ、家畜及びペット飼料販売店、苗や農業用品店:従業員の最大50%の就労を許可。市民は同じ住区域/住宅グループ内のこれらの店に行くことが可能。住地区/住宅グループを出る必要がある場合は、坊やコミューンの人民委員会が発行する通行許可証を所持している必要がある。
(3)二輪車および自動車の保守および修理サービス活動:最大数の従業員の就労が許可される。サービス利用は、通達No.2905/QD-UBND、および、本通達に規定されている活動に参加する者のみへのサービス提供が可能。
(4)郵便、電気通信、報道関係、出版社:最大数の従業員の就労が許可される。
(5)銀行業務、港湾、空港、鉄道駅、道路管理事務所:従業員の最大70%の就労が許可される。
(6)ガス、電気、水、ガソリン供給店および運営企業:従業員の最大50%の就労が許可される。
(7)企業補助サービスを提供する事業所(登録、監査、担保付取引登録、保険、警備サービス)、司法支援サービス(公証人、弁護士、入札、商事仲裁、法律相談、資産管理等):従業員の最大50%の就労が許可される。
(8)ハイテクパークおよび工業団地の工場、企業、生産施設:
-従業員が100人未満の工場、企業、生産施設:最大数の従業員全従業員の就労が許可される。
-従業員が100人以上の工場、企業、生産施設:最大で従業員全従業員数の70%を配置可。(ただし、全従業員数の70%が100人を超えない場合、100人までを配置可能とする)「3つの現場」(当館注:「勤務・食事・居住」を同じ場所で行う)を実施できる場合は、計画に基づき就労人数を調整する。
(9)ハイテクパークおよび工業団地以外の工場、企業、生産施設:
-従業員が100人未満の工場、企業、生産施設:全従業員数の70%を配置。
-従業員が100人以上の工場、企業、生産施設:全従業員数の50%を配置可。(ただし、全従業員数の50%が70人を超えない場合、70人までを配置可能とする)「3つの現場」を実施できる場合は、計画に基づき就労人数を調整する。
(10)市政府機関の活動:職員の最大70%の勤務が許可される(警察、軍隊、医療など感染予防指導委員会とその関係者を除く)。市政府機関及び関連事務所の、幹部、職員全員がCOVID-19予防ワクチンを2回接種している場合は、全職員の就労が許可される。
(11)市内の建設工事:最大数の従業員の就労が許可される。市外の労働者がいる場合、その者は「3つの現場」を実施しなければならない。
3.グリーンゾーン(坊やコミューンにおいて14日間連続してコミュニティ内にCOVID-19の感染症例がない場合設定される。)および、インターグリーンゾーン(互いに隣接しているグリーンゾーンの坊やコミューン);住民は本通達の1(上記(2))で指定された活動に参加するための外出が許可され、さらに追加緩和措置として以下の通り調整し、補足する。
(1)スーパーマーケット、コンビニチェーン(ミニスーパー)、伝統的な市場:グリーンゾーンおよびインターグリーンゾーン内の人々に対面販売することができる。各世帯につき1名が3日に一度の頻度で買い物に行くことが可能。規定の有効なQRコード付買物券を所持しなければならない。
(2)各店舗の活動:建築資材販売店、技術的サービス、電気および家庭水回り修理、出版物販売や文房具店、パソコンショップ、家畜及びペット飼料店、苗や農業用品店:商品の購入は1世帯につき1名のみ許可され、グリーンゾーンおよびインターグリーンゾーン内でそのサービスの利用を可とする。
(3)グリーンゾーン内の住民は、午前5時から午前7時まで、午後17時から午後19時までの間、同ゾーン内の公共の場所で運動・スポーツを行うことができる。他の人と2m以上の距離を保つ必要がある。
(4)レストラン、飲食品販売店舗:飲食店はテイクアウト及びオンラインでの販売が許可される。店内及び店頭での飲食の提供は不可。
(5)(許可された活動に際し必要なQRコード通行証や、QRコード買物券(これまでの買物券に替わるもの)は各坊、コミューンの人民委員会が承認し発行する。
ベトナム国内の新型コロナウィルスワクチン接種状況
●9月19日の接種回数:432,575回分
●ワクチン接種累計数:34,533,590回分(1回接種:27,913,529回分、2回接種:6,640,061回分)
日本とベトナムの往来規制
【日本からベトナムへの入国】
・入国には査証が必要。外交旅券、公用旅券所持者のほか、重要な外交活動に参加、従事する外国人、専門家、企業管理者、高技能労働者等に査証を発給。
入国時、陰性証明書の提示、医療申告が必要。14日以上の滞在者については、入国後14日間、原則指定隔離施設で隔離、集中隔離後は自宅等で 14日間の健康管理を行い外出の差し控え等を行う。(実質の行動制限される期間は4週間)
2021年8月4日、ベトナム保健省は、一定の条件を満たしたワクチン接種者について、集中隔離期間を7日間、その後の健康観察期間を7日間とする旨の通達を発表しており、既に適用が開始されております。
【ベトナムから日本への入国】
・入国後14日間の自宅等での待機をしていただくことになります。
・ 日本への全ての入国者は、当分の間、出国前72時間以内の検査証明書を提出しなければならず、証明書を提出できない方は、検疫法に基づき日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。
上記に加え、全ての入国者は、当分の間、入国時に検査を実施されるほか、各種防疫事項への誓約、必要なアプリの登録・利用等が求められます。
以上
ベトナム南部エリアはが現状でも新型コロナウィルス市中感染が収束しない状況です。
ホーチミン市は8/23~9/30まで24時間外出禁止になっています。
今後も現地からの最新情報をお伝えしておきます。
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