公開日:2021/07/02
2021年 コロナ禍のベトナム入国手続きで感じた難しさ
※本記事は6月28日に寄稿された記事となります。
ベトナムのコロナ第四波による感染拡大とその影響
さて本記事の公開日は7月2日、この記事を書いているのは6月28日になるのですが、コロナの第四波の中心地になってしまっているホーチミン市では、社会隔離措置の延長が検討されています。(一度延長されて6月30日までの予定)
そんな感染拡大の中でベトナムへの入国審査、ビザの延長なども厳しくなりつつあり、該当する方は苦労されているかと思います。
そこで今回は入国手続きについて傾向があるように感じたのでご紹介いたします。これから手続きをしようという方向けの内容となります。
コロナ禍での入国手続きの難しさ
まずは当然と言えば当然ですが、『真に必要な外国人専門家や投資家』が優先されるので、個人レベルでのお話でも置かれた状況で差があります。新規にベトナムに入国する方と、既に労働許可証や長期ビザ(投資家ビザ、配偶者ビザなど)をお持ちの方では、申請書類に記載する内容も変わってきます。
また、新規に入国する方でも、ライセンスに記載されるような法人の代表者、出資者で申請するのか、単に駐在員として赴任するために申請するのか、によっても当然ながら難易度、かかる手間が変わってきます。
会社規模による入国手続きへの影響
こちらも当然と言えば当然なのですが、会社規模によっても審査のスムーズさが異なります。ここでいう会社規模とはベトナム現地法人の事業規模です。
売上規模、人数規模ともにものすごく小さな会社が、突然外国人を10人も招聘したいと言うような場合、それが会社としては本当に必要な人員配置だとしても、当局側に申請するうえで外形が整っていません。
ここまでの審査の時間のかかり具合を比較してみると、売上規模は別にして、ベトナム人スタッフ4、5人に対し、外国人1人、くらいの比率の会社は割と早めに審査が通っている印象です。
※それ以上の外国人比率でも審査を通すのがコンサル会社の腕の見せ所です。
まとめと展望
ベトナムでもようやくワクチン接種回数の増加、ワクチンパスポート導入に向けての試験が始まっています。
一方でワクチン接種が完了しても、強制隔離の免除は無く、1週間の強制隔離+1週間の自主隔離で落ち着く見込みです。筆者の周囲の方々の中にも『隔離が1週間で済むなら日本に一時帰国したい』という方は結構いますし、単身の方もご家族の招聘などをしやすくなるのではないでしょうか?
発生から1年半近くたって、ようやくまともな往来の道筋が見えてきた、という感じですね。。。