公開日:2018/06/29
海外インターンについて(ベトナム)
今となっては身近になってきたインターンシップ、特に海外インターンシップの実情についての記事です。周りのインターン生の話や実体験なども踏まえ、ベトナム インターンについて紹介します。
①インターンシップ先の決定
海外で長期インターンシップをするに際して、大学生であれば休学という選択、社会人であっても退職や休職という形になるので、とても大事な期間になることだと思います。
※大学の春休みや夏休みを利用して短期の海外インターンシップをする場合もあります。
インターンシップ受入れ企業によっては、インターン生は1日パソコンに向かい、日本とのやり取りが中心になることも。最初は業務内容に興味があったものの、働き始めてみると聞いていた話と違うこともあるようです。働く場所だけベトナムで日本と環境が変わらない場合もあります。最初の段階での見極めが大切で、面談時にも良い面しか話されないこともあるそうなので、注意や自分でもリサーチが必要です。もちろん、業務内容とやりたいことが一致して、よい経験をしている学生もいますので、最初の見極めは重要になってきます。インターン就業中の方に意見などを聞いてみるのも良いかも知れません。
②有給インターンシップ
有給インターンシップの魅力は、金銭的な援助がある点だと思います。海外留学や無給インターンシップは金銭面で踏み切れないこともありますが、それに比べ有給の海外インターンシップはハードルが低いように思えます。
とは言っても、有給のインターンシップの場合、名前はインターンシップであっても、社員同様の業務内容なこともざらにあります。ベトナムでは週6日勤務が多いことに加え、朝8時から残業を含め夜の11時まで働かざるを得ないなど、インターンシップとは何なのかと考えさせられます。せっかくの海外経験なのに、どこにも行けないのはとても残念です。また月2,3万円などで労働力が搾取されていることもあります。海外で暮らしてみたい、という点は叶えられますが、日本でも同じ仕事が出来るのに、、、ということにならないような選択をしてください。残念ながら安い労働力と考えるブラック企業も存在しています。
※有給の場合は労働許可書が必要な場合もありますので注意が必要です。無給のボランティアやベトナムで就学中の学生は免除対象で労働許可書は必要ないです。不法就労とみなされると逮捕・処罰の対象になりますので、危ない橋は渡らないようにしましょう。
③言語について
日系企業で働く場合、社内公用語は英語又は日本語になります。ホーチミン中心地では英語が使えれば十分な環境です。
インターンシップのみの場合はベトナム語を使う機会は格段と少ないです。(ベトナムの転職でも同じことが言えます)
特にベトナム語は発音が難しいため、文字を読むだけ、聞こえた言葉を真似するだけでは、一向に習得出来ません。実際に半年インターンシップをしてホーチミンに住んでいた学生でも、挨拶と数字を覚えただけで帰っていた人もいます。
ベトナムでインターンシップをすれば、日常会話程度のベトナム語は話せるだろうという考えは危険です。環境によって大きく左右されるので、身を置く環境は自分で選択していきましょう。言語に関しては、ベトナムだけでなく、他国や東南アジアでも同様です。
④自分にあったスタイルを
インターンシップの場合、時間的にも拘束されてしまいます。そのため、週5,6日間オフィスと住居の往復だけであったり、住居の提供があるためプライベートも監視されてしまうなど、ネガティブな点も沢山あります。
実際ベトナムへ来ている日本人留学生は、授業後にアルバイトをしたり、インターンシップをしたりと、幅広く活動している学生が多い印象です。留学生だからと言って勉強だけではなく、インターンシップも出来ます。海外でインターンシップをしてみたい!と言って安易に、道を狭めてしまうのではなく、自分に合ったスタイルを慎重に選ぶことが大切です。ベトナムは発展が著しく、日々成長しています。日本では出来ないこと、ベトナムだから出来ることを経験し、自らも成長出来たら有意義な時間になるのではないでしょうか。
ネガティブな面も記載しましたが、何より大切なのはしっかりと目的を持つこと・自分に合った会社やスタイルを探すことだと思います。人生において自分にとって無駄な期間にしないためにも、正しい選択をしてほしいなと思います。
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