公開日:2018/06/01
ベトナム・年に一度の釈迦生誕祭
国民の約8~9割が仏教徒で占めるベトナム。 ベトナム全国各地には約14,300ほどの寺院があり今回ご紹介するのは、先日ホーチミン市内にて盛大にお祝いされたウェーカー祭と呼ばれる寺院でのお祭りです。日本人にはあまり馴染みはございませんが、多くのアジア諸国が国の祝日としており、平和と共生を願う人々の共通のお祝いとして、国や人種・宗教宗派を超えて世界中で親しまれています。
【ウェーサーカ祭】
ウェーサーカとはお釈迦様の生誕を祝う行事で、仏教の教えを伝える年に一度のお祭です。 (2018年は5月29日でした※4月15日の太陰暦)5月初めの満月の日に毎年開催されますが、今年はあいにくの天気でぼんやりとしか観ることができませんでした。
※国や同じ仏教でも、使っている暦によって日付に誤差が出ます。
【ランタン・灯篭】
ベトナムの国花でもある蓮をあしらった大型(直径5m)の灯篭が寺院正面の運河に7つ浮かんでおりました。運河に7つ設置されているのは、お釈迦様が産まれた時の足の下に7つの蓮が咲いていたからだそうです。写真のように小さな灯篭や仏教の旗が運河沿いに広がり、夜間でも周囲を明るく照らしておりました。
外国人が全く見当たらないローカル色満載なとてもにぎやかなお祭でした。
灯篭などは29日当日よりも一週間前ほどから設置されており、今回ご紹介した有名な寺院に集結します。 当日の周辺混み合い具合からは風情を感じにくいかと思いますが、 蓮の灯篭や運河沿いの寺院の参拝をゆっくり楽しむのでしたら当日は避けられた方がよろしいです。
せっかくの滞在中に各国独特の文化に触れるのもまた海外就労の魅力かと思います。
色鮮やかなランタン祭りで有名なベトナム中部・ホイアンの記事も是非あわせて御覧ください。
Lotus Temple (Chau Phap Hoa)
住所:220/3 Trường Sa, Phường 14, Quận 3, Hồ Chí Minh