公開日:2025/07/04
ベトナム人にも外国人にも大人気!お客の絶えないブンチャー専門店
日本人の口にもあうベトナム料理。今回は、お客の絶えないブンチャー専門店をご紹介したいと思います。
ブンとは何?フォーとは何が違うの?
旅行好きの日本人友人がホーチミンに来たのですが、「どうしても行きたい店がある」ということで一緒にいったお店がここ「QUAN NEM」。前回ホーチミン旅行に来たときも、美味しくて2日連続で行ったそうです。友人にこのお店を教えてくれたのも日本人。
きっと日本人の口に合う料理なのだと思いつつ、筆者は「ブンチャー」という料理への理解がなかったため、まずそこからGoogle検索をしました。
「ブンチャーとは、ベトナムのハノイ発祥の麺料理で、米麺(ブン)を、炭火で焼いた豚肉やつくね、野菜と一緒に、甘酸っぱいタレにつけて食べる、つけ麺のような料理」、とのこと。
ベトナムで米麺と言えば「フォー」ではないか?と思ったので、両者の違いを少し調べてみました。
【ブン】
製法:(ところてんの様に)小さな穴から糸状に押し出し、すぐに沸騰した鍋で2分ほど茹でる。
形状:細くて丸い断面、色は真っ白。
料理:汁あり、汁なし、つけ麺など、幅広い食べ方がある。ブンチャー (つけ麺)、ブンボーフェ (牛肉とレモングラスのスープ麺)、ブンマム (魚醤ベースのスープ麺) など。
【フォー】
製法:蒸してから、生地を切断する。
形状:大きく平らで、断面は長方形、色は不透明な白。
料理:主にスープ麺に使われる。代表的なスープは、鶏肉を使った「フォー・ガー」、牛肉を使った「フォー・ボー」。
米粉から作ることは同じですが、製法や形状、食べ方などが異なるのですね。
賑やかな店内
友人が数年前に来たときは、「食事の時間を思い切り外したのに、すぐに座れず並んで待った」とのこと。今回は平日13時半過ぎに行きました。並ぶことはなかったですが、1階を見渡すとほぼ満席。デリバリーの出来上がりを待っている配達員もいました。2階席もあり、途中で多くの人が降りてきました。
距離が近くて写真は撮りませんでしたが、窓側にもまだ席が続き、多くの人が座っていました。「QUAN NEM」のハノイ店は、アメリカのニュースメディア「CNN」でも取り上げられたことがあるそうで、箸袋やメニューの脇など、至るところに「CNN」という文字が並んでいました。
ブンチャー
受け取ったメニューを見ても、英語記載がないためよく分かりません。ベトナム語以外に、韓国語も併記されていました。韓国人客も多いのでしょうか。もしくは私達を韓国人と勘違いし、このメニューを渡してくれたのかもしれません。
友人と私は、「ブンチャー(Bún chả)」を1人前ずつ注文。1人前は91,000VND(約500円)です。
まず、2人分の葉野菜、つけダレ、麺、お椀が届きました。写真のうち「野菜、つけダレ」は2人前ですが、「麺」はこのボリュームで1人前です。
それとビールを頼みました。缶ビールが、氷の沢山入ったグラスと共に届きました。これは1缶32, 000VND(約180円)。
改めて、Google翻訳に助けてもらいメニューに書かれていた内容を見ると、「お肉の種類を、ポークの焼肉10枚か肉団子6個かで選択できる」とありました。もしくは「5枚と3個の混合も可能」です。私達は何も選択せず注文しましたが、お店側も慣れているのか、混合で届きました。
この写真のお肉は2人前です。焼き肉も肉団子も、しっかり味付けされていました。甘酸っぱいタレに麺を絡め、そこにお肉や葉野菜を入れて、頂きます。お肉もタレも味がしっかりしているので、この葉野菜が味をちょうどよく調和してくれました、
ちなみに、お店の名前にもある「NEM」は、ベトナム語で揚げ春巻きのこと。他のテーブルで、とても大きな揚げ物が届いているので何かと思いましたが、このお店のもう1つの名物ですね。次回は「NEM」を注文したいと思います。
まとめ
ボリューム満点なのに価格も手頃で、美味しいローカル人気店。お肉も野菜もしっかり取れるブンチャーは、暑いベトナムを乗り切るにも良い一品ですね。美味しいブンチャーが食べたくなったら、ぜひ「QUAN NEM」を訪れてみてください。
【 店舗情報】
店名:QUAN NEM
住所:15E Nguyễn Thị Minh Khai, Phường Sài Gòn, Hồ Chí Minh, Vietnam
営業時間:10:00~22:00
電話番号:028 6299 1478
HP:quannem.com.vn
Facebook:QuanNemRestaurant