公開日:2021/05/21
ベトナム・収まるどころか悪化の第4波
※本記事は5月17日に寄稿したものとなります。
規制がどんどん強化されています
本記事を書いているのは5月17日なのですが、在ベトナム日本大使館からのお知らせによるとダナン市では5/17からデリバリーも一時活動停止とのことです。(同館Facebook投稿より。Webの更新は未確認。)
幸いにして今の所はホーチミン市では新規感染の報告などもなく北部に比べて平穏な状態ですが、外出制限などが出るのは時間の問題の気がしています。
筆者の会社でやっている入国手続きでも強制隔離期間が3週間、追加で1週間の自主隔離となってしまい、このルールが適用後にベトナム入国をしてしまったお客様から悲鳴があがっております。。。
ついで?どさくさ紛れ?
入国時の隔離期間が延びたため、申請自体をためらう企業様が増えたことの余波かは分かりませんが、労働局側に少し余裕が出来たようで、労働許可証(以下WP)の審査が厳しくなった気がします。
テト明けくらいから相談を受けていて、3月末から4月初めにかけて10件程度のWP申請をお受けしているのですが、雇用登録までをお客様側で済ませた案件が軒並み再申請行きとなっています。
※最初の雇用登録から筆者の会社で作成、申請した案件は全て通過しています。仕事きっちりです(笑)
線引きがあいまいな部分も多々あり
まぁ、なんともベトナムらしいお話と言えばそれまでなのですが、規制の線引きが曖昧だったり良く分からないものも多々あります。
身近なものでいえば、バーとレストラン、公園と運動場あたりになりますが、筆者の例ですと公園内にあるフットサルコートは使用不可なのに、そこに隣接する独立したサッカー場は使用可能でした。
レストランも30人以上のお客さんが入るのは避けているお店がある中で、全く関係ないとばかりにお客さんをとにかく入れるお店が有ったり、席数が30席未満と言っても狭い店内にぎゅうぎゅうに詰め込む様なケースもあります。(バーについては多方面から余計な事を言うなというお叱りが来そうなので割愛します。)
これからどうなる?
ベトナムはこれまで(合計では今も)感染者数の増加を抑え込んでいましたが、今回の第4波では3週間程度で1,000人以上の感染者数が発表されています。入国させる外国人について審査の厳格化という話は出ていますが、経済成長への悪影響を考慮してか、シンガポールの様な完全に入国を止めるという案は記事寄稿時点では確認できておりません。
ほとんどのオフィスビルで入場時に手の消毒や検温が復活しており警戒感は高まっていますが、その一方でローカル色の強い筆者の家の近くでは夜な夜な毎日のように外で大人数の宴会が行われているのも見ます。この油断が悪い方に向かわなければよいのですが、、、、
今回は以上です。