公開日:2020/06/19
まずは小手調べ。ベトナムへの特例入国について
※ 本記事は6月15日に寄稿したものとなります。
【動き出した!!!】
6月15日付けで日本側で以下の様なニュースが配信されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200615/k10012470921000.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60345190V10C20A6MM0000/
なお、記事内で今月下旬に~~とありますが、当然ながら企業側が申請の上、
ベトナム側で入国が必要と判断された方のみです。日経新聞の記事を見ると250人となっていますね、確かチャーター便は3機で最大で540人乗れるときいておりましたが、真ん中の席を使わない、緊急で帰国するベトナム人の方の枠がある、などでしょうか?
■次回に備えて
今回の6月最終週に日本からベトナムへ渡航する特別便の応募は6月8日に終了しております。現在、在ベトナム日本商工会から第二回の入国希望調査が出ております(6月25日締め切り)参考として今回の応募はどのような条件でされたのかをまとめておきますので、要件に当てはまりそうな方は次回の応募の開始にアンテナを張っていただければと思います。
※各市・省で要件が異なるのでホーチミン市の事例のみとさせていただきます。工業団地に入居されている企業様は管理委員会で取り纏めをしているケースもありますので、そちらにお問合せください。
■どんな人が対象だったの?
・ホーチミン市内の企業に所属する、又はその企業が招聘したい
・投資家、管理者、技術者(熟練労働者)の外国人を対象に招聘したい企業が書類作成のうえ申請します。
※そのため、一般の観光客の方などが入国できる余地はほぼゼロです。
■どんな流れだったの?
・上記の外国人を招聘したい企業がホーチミン労働局に申請
・労働局で審査(審査機関の明記無し)
・上記の審査を通過した方のみホーチミン入国管理局へ必要書類をそろえて申請(要:承認書)
・必要書類が全てそろったうえで5営業日との当局回答(目安)
※申請先が人民委員会ではなく労働局なのが見落としポイントです。
■なお、入国後の注意
この特例での入国の手続きは5月23日付けで発効された公文書2847を基に各市・省が細かい手順を決めています。その公文書には、入国からまず14日間の強制隔離、その後14日間の自主隔離と合計28日間の隔離が記載されています。『特例で入国したんだから自由の身だ!』ということは無く、しっかりと隔離されますので、とにかく時間つぶしが出来るような物をもって入国されることをお勧めします。(ゲーム、本、Kindleなどなど)
【まとめ】
次回の応募は記事の寄稿段階では不明ですが、短期間の締切りで通知が出るという印象です。在ホーチミンの企業の方であれば、スタッフの方に毎日労働局と人民委員会のHPをチェックしてもらい、貴重なタイミングを見逃さないという対策を行うのも手かと思います。