公開日:2022/03/25
【2022年版ベトナム祝日カレンダー】 日本より少ない?年間日数や祭日との違い
ベトナムは日本よりも祝日が少なく(日本は年間16日、ベトナムは年間11日)、必然的に会社の休みも少ないケースが多いです。
また(後ほど詳しく説明しますが)、旧暦と新暦の祝日が混じったベトナムでは、旧暦の祝日は年によって日付が変動するため、毎年「今年の祝日」が大きなニュースになります。
今回はそんなベトナムの2022年の祝日についてご紹介します。
ベトナムの2022年祝日(休日)はいつ?
1月
1月1日(土) (新暦)新年 ※翌月曜日が振替休日
2月
2月2日(水) テト(旧正月)(旧暦1月1日)
2022年の旧正月(テト)休暇は1/29(土)~2/6(日)までの9連休。
旧暦とは「太陰暦」のことで、月の満ち欠けを基にした暦のことです。
日本は太陽暦(新暦)がメジャーですが、現在も中国を中心に東南アジアや韓国・台湾など、複数のアジアの国々に旧暦の正月を祝う文化が残っています。
ベトナムでも新暦の新年(1月1日)よりも旧暦の新年の方が重視され、休みも長いです。
3月
無し
4月
4月10日(日) フン王の命日(旧暦3月10日)
※翌月曜日が振替休日のため、4月9日(土)~4月11日(月)までの3連休になります。
フン王の命日の「フン王」とは特定の個人ではなく、ベトナム史上初の国家であるバンラン国の18代の歴代王の総称で、ベトナム国家の基盤を築いたとされます。
フン王の命日が祝日に制定されたのは2007年で、旧暦3月10日を祝日として定めました。
4月30日(土) 南部ベトナム解放記念日(新暦) ※翌月曜日が振替休日
南部ベトナム解放記念日は「南部開放記念日」や「統一記念日」などとも呼ばれます。第二次世界大戦以降、南北に分かれていたベトナムが統一された日です。新暦1975年4月30日に、南ベトナム大統領のズオン・バン・ミンがテレビラジオで無条件降伏を宣言し、北ベトナム軍の戦車が大統領官邸(現在のホーチミン市1区にある統一会堂)に突入し、南ベトナムが崩壊しました。
5月
5月1日(日) メーデー(新暦) ※翌火曜日が振替休日
※南部ベトナム解放記念日とメーデーが連続しているため、2022年は4月30日(土)~5月3日(火)までの4連休になります。
メーデーは労働者の祭典の日で、世界的な祝日。労働者が団結して権利を要求する日。
メーデーのきっかけは、1886年5月1日アメリカの労働組合連盟が8時間労働制を要求して行ったストライキと言われています。
6月
無し
7月
無し
8月
無し
9月
9月1日(木) 建国記念日(新暦)※予定
9月2日(金) 建国記念日(新暦)
※ベトナムの建国記念日は、2021年から祝日の日数が2日間となり、9月2日の他、9月1日または9月3日が休みになります。
2022年は9月1日(木)~9月4日(日)まで4連休の予定。
ベトナムの建国記念日は、1945年9月2日に故ホー・チ・ミン主席が「独立宣言」を行った日になります。この時、東南アジア初の社会主義国家である、現在まで続く「ベトナム民主主義共和国」が誕生しました。
10月
無し
11月
無し
12月
無し
ベトナムの祝日についてのQ&A
ベトナムにおける祝日と祭日の違い
「え?ベトナムの祝日って少ないの?でもベトナムのカレンダーには色んなイベントの名前があるような。。。」と思われる方もいるかもしれません。
確かにベトナムには「祭日」は多くありますが、「祝日」は少ないのです。
そもそも祝日とは国が定めるその国の大きな出来事や記念日で、祭日は宗教儀式を行う日(または行っていた日)です。
祝日は学校や仕事(公的機関・組織)が休みになりますが、祭日は基本的に休みにはなりません。
旧暦と新暦の違いは?
またベトナムの祝日の特徴として、旧暦の祝日は日付固定ではないため、年によって日付が変動し、新暦の祝日は日付固定で変動しません。
したがって「今年のテト(旧正月)休みは○○日~○○日です!」と、旧暦の祝日については毎年ニュースになります。
ベトナムの祝日に会社は休みになる?
祝日が法定休日として適用されるのは公的機関・組織となり、民間企業は各社スケジュールにより異なります。ですが(ベトナムの)祝日はお休みにしている現地日系企業も多いです。
※日本側とやりとりが多い会社は、日本の祝日に休みをあわせているケースもあります。
また祝日が土・日曜日にあたる場合は、翌月・火曜日が振替休日となり、連休となります。
新暦の祝日も大型連休になる場合は、ニュースで騒がれます。
ベトナムの祝日の日付は毎年変わるので要確認
いかがでしたでしょうか?
「祝日の日付が毎年変わる」ことに最初は慣れないかもしれません。在住者の間では「今年は4連休だね」「9月の休日が(政府で)確定されたら、旅行の予約をしようかな」など、その年の祝日はよく話題にあがります。
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