公開日:2021/03/12
ベトナムの街中で見掛けたら是非召し上がって頂きたい 温豆腐スイーツ
今回はベトナム国民食として愛されるシンプルなデザート「温豆腐đậu phụ nóng」をご紹介します。日本でも昨年ブームとなった、中国、台湾・香港で大人気の豆腐スイーツ(豆花)に若干似ているようにも思えますが、仙草ゼリーは無くトッピングは極めてシンプル。ベトナムでも豆花専門店がございますが、先ずは根強い人気のローカル温豆腐デザートを召し上がって頂きたいです。
温豆腐「đậu phụ nóng」
ベトナムでは出来立ての熱々の豆腐をデザートとしても食べており、豆腐自体の大豆の甘みやコクが薄くても甘いシロップなどを掛けています。シロップは生姜が効いており、豆腐の温かさも加わって身体の芯から温まります。薄くすくい上げた豆腐を何度も重ね、生姜シロップで煮込んだモチモチとした食感のでんぷんのようなタピオカ(餅?)がトッピングされます。最後に甘いココナッツソースをかけて完成。チェーなどと同様スプーンでかき混ぜてから食べます。
どこで買えるの? 名もなき移動販売店
バインミー屋でもなく、チェー屋でもない。一見何を売っているかよく分からないですが、大きな鍋と「đậu phụ nóng」と書かれた看板を見つけたら温豆腐屋で間違いないです。天秤スタイルでも販売しているお店もございます。ほとんどのお客様がバイクにまたがったままのドライブスルー形式で購入されています。移動販売型なため、同じ曜日・時間に行っても残念ながら数時間で移動していたり出くわさない日もありますので注意を。写真の店舗は比較的午前中が狙い目です。
メニューは単品のみ
・1カップ 10,000VND(50円)
ベトナム・ホーチミン市内のスイーツ・デザートの中でも破格の安さ。常に行列ができているのも納得ですが、利益が出ているのかとても心配になります。地方に行けば5,000VNDで販売しているそうです。以前別の移動販売店で7,000VND(35円)でも購入しましたが、こちらは小ぶりのサイズだったため価格をさらに抑えて販売しています(トッピングや生姜シロップはほぼ同じ)ちなみにトッピングの量を調整したりも可能。指差し指示すれば好みの温豆腐の出来上がり。冷めて食べられますが、熱々の方が美味しいです。
毎回場所が異なるため販売時間など情報が不十分で申し訳ないですが、ベトナムの街中でこのようなスタイルの移動販売店を見掛けたら是非召し上がって頂きたいです。
【店舗情報】
■名もなき 温豆腐屋đậu phụ nóng
住所:22 Đường Ngô Tất Tố, Phường 22, Bình Thạnh, Thành phố Hồ Chí Minh, ベトナム
※正確な住所ではないので、日によって移動されてます
※午前中8時~10時辺りに出くわすことが多いです