公開日:2021/01/29
2021年最新版!日本人のベトナム隔離ホテル生活レポート(ホーチミン)
前編では、渡航時の様子を書きましたが、本記事では、ホーチミンでの隔離生活がどんなものなのかについて書いていきます。
ホテル情報
ホテル名:CITITEL PARKVIEW SAIGON HOTEL
価格:15泊で約12万円
条件:窓有り、3食付き、デリバリー・差し入れ可
隔離生活の様子~一日の流れ~
ざっと一日の流れを説明すると、こんな感じです。
・8:30 朝食
・9:00 検温
・10:00 朝のゴミ出し締め切り
・11:30 昼食
・16:00 夕方のゴミ出し締め切り
・18:30 夕食&検温
・(いつでも) 電話で明日のご飯を依頼
隔離ルール
・当然ですが、違う部屋にいる他人と接触は不可。
・検温時のみ、ホテルスタッフと接触。(おでこで測る非接触式の体温計)
・誰かとコミュニケーションを取るのは、電話で明日のご飯を依頼する時のみ。
隔離生活の様子~朝~
ベトナム渡航当初は、6時台に目が覚めることが多かったです。(こちらの6時は日本の8時なので、時差が地味に響いている?)
ですが、1週間経った今は完全に慣れましたので、8時までぐっすりです。
また、CITITEL PARKVIEW SAIGON HOTELはそこそこ大きい道路沿いなので、朝から車とバイクの騒音やクラクションがうるさいです。(常に混雑しています)
少しすると慣れますが、気になる人はかなり気になるかもしれません。
朝起きたら、2日に1回は手洗いで服の洗濯をします。
日本から旅行用の小分けタイプの液体洗剤を持ってくると便利です。
洗面所の換気力が高めなので、常時換気扇をONにしておくと、室内にもかかわらず早めに乾きます。
8時半からは仕事ですが、大体8時半頃に朝ご飯が来るので、ご飯を食べながら仕事をします。
ご飯が来るとノックをしてくれます。
その後、ドアを開けて外の台に置いてあるご飯を取るのですが、その時に食べ終わったご飯の容器や飲み終わったペットボトルなどのゴミも外に出しておきます。
ゴミは、洗面所のゴミ箱に大量に置いてあるゴミ袋に入れて出します。
※ルール書には、”Put your garbage in the can in front of the room.”と書かれていますが、どう見てもCanが見当たらないので、ゴミ袋をそのまま廊下に置き続けていますが、それで大丈夫なようです。
隔離生活の様子~昼~
昼間は基本仕事です。
11時半に昼食が来る以外は何も起こりません。
夕方にゴミ出しの締め切り時間もありますが、夕方に出すことはないです。
朝の1回のみで十分間に合っています。
隔離生活の様子~夜~
17時半過ぎに仕事が終わった後は、リラックスしながら夕飯を待ちます。
隔離中はご飯が唯一の楽しみになります。
18時半前後に、ご飯の到着と共に検温を済ませます。
その後、翌日のご飯の連絡をします。
フロントの方はおそらくベトナム語か英語しか通じないので、英語で連絡します。
朝・昼・夕と全ての食事を一気に聞かれるので、慌てないためにも、電話する前にあらかじめ決めておくと良いと思います。
食後は、YouTubeを見たり、友達と電話したりして過ごします。
HuluやAmazon Prime Videoなどの日本の動画ストリーミングサービスを見て時間を潰そうとされている方は、こちらでは使えないので注意が必要です。(VPNサービスを経由すれば普通に使えますが、余計なコストはかかってきてしまいます。)
日本にいた時は、こういった動画ストリーミングサービスをよく見ていた方ですが、こちらでは見られないということであっさり諦め、ベトナムでも見ることのできるYouTubeを楽しんでいます。
PCR検査について
隔離生活中に、PCR検査は2回あります。
・到着した翌日の朝11時くらい
・チェックアウト日の前日の朝11時くらい
2回とも電話で、1Fに来てくれと言われるので、エレベーターで1Fに向かいます。
隔離生活中もリモートワークをされている方は、この時間帯は会議を入れない方が良いと思います。私は2回目の検査の時にたまたま会議をしており、途中で抜けることになってしまいました。
※検査時間を遅らせることができないか聞いてみましたが、無理でした。
検査形式は、喉と鼻に綿棒を突っ込まれるものです。
検査をしてくれる人によるとは思いますが、喉も鼻もそこまで奥に突っ込まれないので、泣くほど痛いものではありませんでした。日本の方が数倍痛かったです(涙が出ました)。
ちなみに検査結果は、陰性だと知らせてくれないスタイルです。
1回目の検査後は、全く連絡なし。
最後の検査後は、「いつでもチェックアウトしていいですよ」しか言われず、検査結果については言及されず。
陽性だとそれこそ大騒ぎになるはずなので、何も連絡が無い時は逆に安心と思っておくと気が楽かなと思います。
隔離生活の全体的な感想
自分の感覚としては、日本でもずっとリモートワークをしてきて、平日は外出することもなかったというのもあり、仕事のある平日に関してはあまり悪い印象はないというのが率直な印象です。
しかしながら、食事に関しては注意が必要です。
私は、部屋から動けないとなると絶対太るだろうなぁと思っていたので、対策として、お菓子やらインスタント系の食品は一切持ってきていませんでした。
が、人間とは面白いもので、いくらメニューに種類があるとはいえ、だんだんと飽きてくるもので、1週間も経つと嫌になってきます。
また、甘味がないので少し経つと甘いものが欲しくなるという別の問題も発生してきます。
そんな中、隔離生活が1週間ほど過ぎた週末に、QUICK様から差し入れをいただきました。
甘いものからインスタント麺まで様々な食品と、「隔離生活頑張ってください!」との励ましのメッセージをいただきました。
QUICK様にはホーチミンでの仕事探しの時からお世話になりっぱなしですが、今回も本当に感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
隔離生活においての必需品、持ってきたら便利なもの、いらなかったもの
最後に、実際に隔離生活をしてみて気付いた、持ってきておいた方が良いものをまとめます。私が滞在しているCITITEL PARKVIEW SAIGON HOTEL専用になってしまう可能性が高いですが、何かしら参考にしていただけると幸いです。
必需品
・予備のマスク
このご時世なので忘れることはまずないと思いますが、マスクは毎日の検温の時に着ける必要がありますし、PCR検査時にも着ける必要があります。
ホテル内だからといって不要ということはないので、予備のマスクは必ず持ってきておいた方がいいです。
・暇つぶしグッズ
仕事のない週末はかなり暇です。
ノートパソコン、iPad、Switchなどなど、暇つぶしグッズは必須です。
幸いWifiは高速なので、YouTube鑑賞には全く問題ないですし、友人とテレビ電話するのも全く問題なしです。
※速度計測したところ、ダウンロード47Mbps、アップロード64Mbpsでした。
持ってきたら便利な物
・大きめのマグカップ(コーヒーを飲む人は特に)
備え付けのマグカップが小さめなので、コーヒーを飲む方は大きめのマグカップを持参することをおすすめします。
・旅行用液体洗剤
ランドリーサービスもありますが、料金表が置いてあったので有料のような雰囲気です。(確認はしていないので要確認)
ですので、ランドリーサービスで頼まない場合は、手洗い一択になります。
さすがに2週間分の服は持ってくることはできないので、2日に1回くらい手洗いで洗濯できればいいかなというイメージです。
・靴下など小物を干すハンガー的なもの
Tシャツなどの洋服は部屋の備え付けのハンガーで干せますが、靴下や下着は普通のハンガーでは干しにくいです。洗濯バサミのついた専用のものを持ってくると便利だと思いました。
・お菓子、コーヒー粉
先述の通り、甘味がないため甘いものが欲しくなります(一応、朝に甘いヨーグルトと果物は出ます)。ですので、お菓子があると精神的に安定するかなと思います。コーヒー粉に関しても、備え付けの分が無くなるたびに注文するのも面倒なので、持ってきておくと楽かなと思います。
・フェイスソープとトリートメント
ボディーソープ、シャンプーはありますが、フェイスソープはないので、気になる人は持ってくることをおすすめします。
ボディーソープとシャンプーに関しても、質はそれなりだと思われるので、気になる方は日本のものを持ってきておく方が無難かなと思います。(ちなみにトリートメントはありません)
いらなかった物
・食器用洗剤とスポンジ
マグカップを洗う用に洗剤とスポンジを持ってきましたが、備え付けで準備されていました。ありがたいです。
・体温計
他のホテルに泊まった方の体験談によると水銀式の体温計で自分で体温を測って申告という情報もあったので、念のため短時間で計測可能な体温計を持ってきました。
が、CITITEL PARKVIEW SAIGON HOTELにおいては、非接触式の体温計でスタッフの方が測ってくれるので不要でした。
ちなみに、体温計測結果は、非接触式のせいか1度くらい低くなりますので、余程高熱が出ない限り、検温で引っかかる心配はないと思われます。
以上
執筆者:30代(男性)のWEBディレクター(弊社ご登録者)