公開日:2021/10/22
ベトナムの新型コロナウィルス感染状況(2021年10月20日現在)
ベトナムでの新型コロナウィルス感染状況をお伝えします。(2021年10月20日時点)
【ベトナム全土】
・累計感染者数:870,255名(3,034名増)
・累計死者数:21,344名(75名増)
・新規感染者数(10月20日):3,034名(国内感染事例:3,027名 入国後感染症例7名)
・新規死亡者数(10月20日):75名増
・1週間(10/14~10/20)の新規感染者累計:23,966名 ※一日平均3,423名
【ベトナムでのエリア別(一日の新規感染者数が多いエリア5か所)】※10月20日
1位:ホーチミン市(ベトナム南部) 907名
2位:ビンズン省(ベトナム南部) 500名
3位:ドンナイ省(ベトナム南部) 371名
4位:キエンザン省(ベトナム南部)92名
5位: ティエンザン省(ベトナム南部)79名
現状の主なベトナム国内の新型コロナ感染対策(規制)
【ホーチミン市】
ホーチミン市人民委員会は、9月30日付指示「ホーチミン市におけるCOVID-19感染防止対策の継続的管理と調整及び経済社会の順次回復と発展」(第18/CT-UBND号)をファン・ヴァン・マイ市人民委員長名で発出しました。
●この通達には、感染症防止対策を引き続き実施した上で、市内における経済活動再開を認めること等について明示されています。
詳細は以下
・常に警戒し、主体的、柔軟な精神を高く掲げ、家族や近しい人を助けて健康を守り・ケアし、安全に生活する。5K(マスク着用、距離を保つ、医療深刻を行う、消毒する、大人数で集合しない)を厳格に実施する。
交通に参加する場合は、VNEIDアプリの移動申告QRコードと、Y te HCM又はSo suc khoe dientuアプリ(PC-COVIDアプリが正式に運用されるまで)のワクチン接種歴を表示するQRコードを使用する。QRコードがない場合、担当機関が要求する際は以下の書類を提示する。(1)6か月以内にCOVID-19に罹患して回復したことを証明する書類、(2)コロナワクチンの接種証明書(2回接種するワクチンであれば最低1回及び接種から最低14日経過していること)。省市を跨いで移動する場合、本指示の2(3)の規程に従わなければならない。
症状(咳、発熱、呼吸困難等)がある場合又は救急医療が必要な場合、地域の迅速対応チームのホットラインの番号又は救急(115)に速やかに連絡する。食料、食品について緊急の支援を必要とする場合、地域の社会安生(社会保障)チーム又は1022の代表番号に連絡するか、社会保障アプリ上で登録する。
外国人が市に入域する際には、国境ゲートで医療申告を行い、その後の市内での活動にはQRコードまたは代わりとなる書類を使用する。
【営業活動再開業界】
①公的機関②外交団③医療診断機関、薬店、医療機材販売店等④生産業、サービス業⑤文化、スポーツ等の活動⑥教育活動⑦10人以下の宗教関係の活動⑧屋内外で人が集まる活動(屋内の場合は10人以下、屋外の場合は15人以下)
【引き続き活動が制限されるグループ】
①文化芸術活動、宗教活動、ミーティング等の活動(政府管理機関の認可を得た活動を除く)
②サービス業(バー、マッサージ、美容、飲食、映画館、カラオケ、ゲームセンター等)
③街中での販売活動
④その他の生産、営業、サービス活動(許可される場合を除く)
・ホーチミン市と他の省との間の商品の円滑な流通を確保し、市民の生活に貢献し、生産、ビジネス、輸出入等の活動に対応する。
市内の道路及び水路における旅客運送は、交通運輸局のガイダンスに従い、各地域、地区の感染レベルに適した形で実施しなければならない。自家用車は市内のみ通行が許可される。
省市をまたぐ旅客運送(道路、水路、鉄道、航空)は、交通運輸省の計画及び保健省の規程に従ったルートに従い実施される。
優先対象(公務、工員、専門家、患者)の省市を跨いだ移動、労働者の市内への通勤、その他必要な場合は、交通運輸省のガイドラインに従う。
アプリを通じたバイク配達員(シッパー)による商品の輸送は、商工局のガイドラインに従って実施される。
各省境における検問所での移動の監視を強化する。この検問所では、引き続きQRコード及び各業種の識別方法により車両を検査する。現場の状況に応じた交通管制を強化し、密集や渋滞を引き起こさないようにする。
【ハノイ市】
ハノイ市人民委員会は、10月14日以降のハノイ市の感染防止対策措置について概要以下のとおり発表した。
①行政機関や企業等の活動を通常どおりに戻す。常にコロナ感染リスクを評価するとともにコロナ対策措置を厳格に実施する。オンライン形式での仕事を推奨する。
②交通運輸省が作成するガイドラインに基づいてタクシー及びバスの活動を再開する。
③博物館及び公園については、1団体10人を超えない範囲で活動再開。間隔をとり、十分な予防措置を実施する。
④ホテル及び宿泊施設については稼働率50パーセントに抑え、必要な予防措置を実施した上で活動を再開。
⑤レストランや飲食店(お酒を提供する店やビアホイを除く)は座席数を50パーセントに抑え、間隔を保持するか、あるいは仕切りを設置する。また、従業員はワクチンを2回接種しなければならず、顧客はQRコードのスキャンを実施する。
⑥全ての活動や営業はコロナ対策措置を十分に実施し、5K、QRコードのスキャンを行わなければならない。
【ダナン市】
・ダナン市は、<ダナン市人民委員会通達7009/UBND-KGVX号:10月15日付>
ダナン市内において、「COVID19感染症を安全的で柔軟かつ効率的に監視する」ためとして、ダナン市人民委員会は10月16日午前零時より以下の措置を暫定的に適用することを発表。要旨は以下のとおり。
(1)封鎖区域について
コンミュニティにおける新規感染者が発生した際、最低限の範囲(グループ町、村、線路、路地、小型路地または最小路地)で区県人民委員会委員長より決定される。2020年9月16日付け保健省決定第3986号/QD-BYT及び2021年8月7日付け保健省公電第1168号/CD-BYTに従って封鎖措置を適用する。
(2)残りの区域について
市内の全域に感染レベル2が発令され、以下の措置を適用する。
〇美容施設(理髪店、美容院を除く)、カラオケ、マッサージ、バー、ディスコ、カジノ、公共インタネットサービス、ゲームセンターを引き続き営業停止とする。
〇以下の活動は条件及び制限措置付きで再開される。
・行政機関、企業、宗教施設で開催される会議、訓練、セミナー等の活動:40人以上が集まらないこと。参加者の95%がワクチン接種が完了した、または、治療後6ヶ月以内の場合は、120人以上が集まらないこと。
・自宅で行われる葬儀式、結婚式、お祝いパーティー、新築祝いパーティー:30人以上が集まらないこと。
・レストラン(結婚式場を含める)、飲食店等の店内でのサービス:座席数の 50% 以上を超えてはならない。200座席以上のあるレストラン等では同時刻帯で200人以下のみが許可される。
・映画館での活動:座席数の 50% 以上を超えてはならない。
・文化・芸術施設、体育スポーツ施設での活動:
-室内の場合;40人以上が集まらないこと。参加者の95%がワクチン接種が完了、または、治療後6ヶ月以内の場合は、200人以上が集まらないこと。
-屋外の場合;100人以上が集まらないこと。参加者の95%がワクチン接種が完了、または、治療後6ヶ月以内の場合は、300人以上が集まらないこと。
・理髪店、美容院の活動;同じ時間帯で5人を超えないこと。
〇教育施設での対面教育及び輸送活動:別の公文書での計画・ルートに従って実施すること。
〇本通達で指定される活動以外は、通常どおり実施される。ただし、以下の感染防止の現状の規定及び以下の規定を厳守することが必要である。
・個人の場合:
-5K(マスク、消毒、間隔、大勢で集まらない、健康申告)を厳守する。
-公共の場所、製造・経営場所、大人数が集まる場所に出入りする時にも、交通機関を利用する時にも、QRコードを通常に使用する。
-COVID-19が疑われる場合、治療薬を自身で購入せずに、スクリーニング検査を実施するために最寄りの医療施設に通報する必要がある。
ベトナム国内の新型コロナウィルスワクチン接種状況
●10月18日の接種回数:1,522,598回
●累計接種回数:64,992,488回(1回接種完了:46,493,751名、2回接種完了:18,498,737名)
日本とベトナムの往来規制
【日本からベトナムへの入国】
・入国には査証が必要。外交旅券、公用旅券所持者のほか、重要な外交活動に参加、従事する外国人、専門家、企業管理者、高技能労働者等に査証を発給。
入国時、陰性証明書の提示、医療申告が必要。14日以上の滞在者については、入国後14日間、原則指定隔離施設で隔離、集中隔離後は自宅等で 14日間の健康管理を行い外出の差し控え等を行う。(実質の行動制限される期間は4週間)
2021年8月4日、ベトナム保健省は、一定の条件を満たしたワクチン接種者について、集中隔離期間を7日間、その後の健康観察期間を7日間とする旨の通達を発表しており、既に適用が開始されております。
【ベトナムから日本への入国】
・入国後14日間の自宅等での待機をしていただくことになります。
・ 日本への全ての入国者は、当分の間、出国前72時間以内の検査証明書を提出しなければならず、証明書を提出できない方は、検疫法に基づき日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。
上記に加え、全ての入国者は、当分の間、入国時に検査を実施されるほか、各種防疫事項への誓約、必要なアプリの登録・利用等が求められます。
以上
感染者数は減少傾向になっており、10月以降に厳しい社会隔離が徐々に緩和されています。ハノイとダナンは飲食店の店内営業も許可されています。ホーチミンはまだ飲食店での店内営業は許可されてはいません。
今後はベトナム国内移動の規制緩和が期待されています。
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