公開日:2019/12/27
年末年始のご旅行でのご注意(後編)
明日から年末年始休みとなる会社もあるかと思いますが、お休みの都合や航空券代の関係から、ベトナム国内や近隣のASEAN諸国で過ごす方向けに、前回に引き続き、インドネシアのリゾート、ビンタン島でハチに襲われたお話になります。
※霊的なお話ではありませんので、ご安心ください。
前回までの様子はコチラ⇒アセアン諸国・年末年始のご旅行でのご注意(前編)
あらすじ&逃亡戦、開始!
うっかり手で払ったためにハチ軍団からグループ内で唯一のターゲットにされた私、倒れた電動バイクを起こす間にも多数のハチにまとわりつかれてしまうので、他のメンバーとは別方向に走り出しつつ、服に付いてくるハチを潰していました。
想像以上の追跡能力
止まったらマズいと思い、行きに見かけた管理小屋まで猛ダッシュ。
大した距離では無いと思っていたら、割と遠かったという絶望感が湧いてきますが、小さいハチだったのが幸いしたのか、とりあえず結構な数を退治しつつ向かったところで、ようやく管理小屋に到着、何人かスタッフの方が見えたので、手を振って合図をしました。
よかった、これで助か、
管理小屋の方々が事態に気づき、ざわついている様子を見つつ接近、小屋の中に迎え入れてくれました。と、同時に突然大きいバスタオルの様な布を頭から掛けられ、オバQ状態に!
『動かないで!』と言われ、バスタオルの上から複数人から布や柔らかい棒でバシバシされます。あぁ、自然に逆らい、殺生をした罰なのかと思い、とりあえず耐えます。
なん、、、だと、、、、
バシバシの刑が終わると、、、足元に大量のハチの死骸が落ちていました。私を囮にわざとハチを集めて一網打尽にしてくれたようです。助かりました。
と、思ったのですが、ドアの外にはまだ多少のハチ軍団の残党がいるようで、、、スタッフの方が無線で車を呼んで、乗込むタイミングで一斉に殺虫剤をスプレーして追い払いました。
無事合流、そして医務室へ
車に乗って落ち着くと、結構な個所を刺されていたようで、急に痛みが走ります。電動バイクを借りたロビーに着くと、他のメンバーは既に到着済み、彼らも2、3か所は刺されていたため、全員医務室に直行となりました。
先生も絶句からの苦笑い
お見苦しい写真が載っていますが(笑)、医務室に連行直後の私の背中です。他のメンバーの治療はにこやかにハチの針を抜いて、消毒だけした先生が、私の背中を見た時だけは『Oh,,,』みたいな声がうっすら漏れていました。
プスッと一本
先生から念のためとやたら高いお薬を注射されました。(確か6,000円くらい)なんとなくお開きにするかという空気になりましたが、そうはいっても帰りの船まで時間もあることから、、、、ビンタン島名物のゴンゴン貝含むシーフード、さらにはビンタンビールに舌鼓を打ち、無事にシンガポールに帰りました。
この事件の3か月後に、スリランカで蜂の巣を見かけて一瞬血の気が引きましたが、現在に至るまでハチに刺されずに過ごせております。
これから年末年始、テトと旅行に出かける皆様も、自然の驚異にはご注意いただき、快適で楽しい旅行をお過ごしください。
今回が年内最後の記事となります。良いお年を!