公開日:2019/09/20
ベトナムでの危険対策 第一弾!タクシーやバイク利用時、目的地と違う場所で降ろされそうになったらどうする?
ベトナム旅行、滞在時の単距離移動手段
ベトナム観光や滞在中、繁華街の単距離であれば徒歩移動も可能ですが、ある程度の距離になると、移動はタクシーやバイクが一般的かと思います。
特にここ数年で、ベトナムでは配車アプリが一気に広がり、タクシーやバイクの利用がより簡単になりました。配車アプリの代表的なものとして、2014年に進出し、ベトナムの配車アプリの代表格とも言える緑色のジャケットとヘルメットが特徴の「Grab」(上の写真の青いバイクの人は、Grabドライバーさんです)、Grabよりも安価に利用でき、赤いジャケットとヘルメットが特徴の「GO-Viet」など。筆者自身、毎日の通勤や、週末の移動も前述の配車アプリでバイクを利用しています。その際、ドライバーさんが英語を話せる場合は会話を楽しむこともあります。
ですが、人対人のことなので、トラブルも起こります。
危険な場合は自分の身を守ることが第一です。ぼったくりなどであれば、お金を払って身を守れるならそれも一つの手ですし、ケースバイケースで、その場で判断する必要があります。
今回ご紹介するのは、ドライバーさんもそこまで悪い人ではなく、ただ言葉が通じないからどうしよう、という、比較的軽い状況を想定しています。ベトナム旅行や滞在中、「おいおい、行きたいのはここじゃないよ、、、困ったなあ」という場面で、思い出していただけると幸いです。
以下、筆者が実際にあったケースを2つ、対応と共にご紹介します。
CASE1:ドライバーさんが住所を知らない
ドライバーさんも様々で、必ずしも、その土地に詳しいわけではありません。
最初は周りの人に住所を聞いて探してくれていても、目的地周辺があまりにも入り組んだ道だったりすると、ドライバーさんが「まあ、ここらへんだろう」と、降りるよう促すことがあります。
対応
ドライバーさんの雰囲気と、降ろされそうな場所によって、対応も変えた方が良いかと思います。具体的には、以下の2つのシチュエーションが想定されます。
① ドライバーさんの態度が悪く、降ろされそうな場所が人通りの多い安全そうな場所の場合
→さっさと降りて、別のドライバーさんを呼びなおすか、近ければ目的地まで歩いてしまう。(特に女性の場合は、ドライバーさんともめると大変なので、無理をしない方がよいかと思います)
② 降ろされそうな場所の人通りが少ないなど、安全面で不安があるか、ドライバーさんも悪い人ではなさそうな場合
→なるべくバイクから降りない方がよいかと。(次のバイクが来るまで、どれくらい時間がかかるか分かりません)
その場合は、目的地のお店なりに電話をしましょう。お店のスタッフさんに状況を説明し、ドライバーさんに電話をかわって指示を出してもらいます。それが一番てっとり早いです。
ですが、目的地がお店ではない場合や、まったく英語ができない場合は、周りに人がいれば周りの人に助けを求めましょう。ご自身から周りの人(店舗前の警備員さんや、店員さんがおすすめです)に声をかけ、住所を見せます。そしたら大体、ああだこうだと、行き方を教えてくれます。(ベトナム語で教えてくれることが多いですが、ドライバーさんが分かればよいので、気にしないで大丈夫です)
CASE2:アプリ地図の誤表記
これは配車アプリ利用時によく起こる事象です。
アプリ上で正しい住所を入力しても、地図では違うポイントを指していることがあります。(アプリ利用時、上の写真のように、建物名や住所を入力すると青いピンが地図上でその場所を示します。ですがそのピンの位置が実際の場所とずれていることがあるのです)ドライバーさんが住所ではなく地図を見ながら運転している場合、その地図に示されている、誤った場所に行ってしまいます。
対応
住所(地図ではなく、文字と数字の住所)をドライバーに見せ、降ろされた場所の住所(近くの家や店先に、住所が表記されています)を指さし、「私が行きたい場所と違う!」ということをアピールしましょう。そうすると大体のドライバーさんが、周りの人に道を聞くなどして、正しい住所に連れて行ってくれます。(走行距離が変わるので、アプリで事前に表示された金額より少し高くなる可能性があります。そのことは考慮に入れておいてください)
以上、タクシーやバイクの利用時に、目的地と違う場所で降ろされそうになった時のシチュエーションと対応をご紹介しました。この対応はあくまで体験談となります。ケースバイケースで、危険な場合は警察に電話するなど、状況に合わせてご自身の判断で対処をしてください。
ベトナムではトラブルも日常茶飯事ですので、臨機応変に対応して、ぜひベトナム滞在を充実させてください。