公開日:2019/03/22
ホーチミン地元民の憩い(?)のスポット ~Hồ Con Rùa~
さて皆様、自分のお気に入りホーチミンパワースポットございますか?? 今回は私がたまたま通りがかり気に入って幾度となく訪れ、それでいて紹介しようにも色々な意味合いからどのように紹介すればいいのか延々と頭を悩まされてきた憩いスポット【Hồ Con Rùa】についてレポートいたします。
Hồ Con Rùaとはなんなのか
限りなく1区寄りの3区に所在し、観光名所のサイゴン大聖堂(Nhà thờ Đức bà Sài Gòn)から3区へまっすぐ進めば、徒歩で10分もせずにそのHồ Con Rùaへたどり着けます。Hồが「湖」、Con Rùaが「亀」ですので、直訳すれば「亀湖」ということになります。水の濁り具合などからして湖というのはいかがなものかとも思えますが、まあそういえなくもないというような人口湖(池)を中心に、円形の広場とも公園ともいえるようなスペースが広がっている、それがHồ Con Rùaです。
ちなみに、Hồ Con Rùaが円形なのは、周囲がラウンドアバウト(環状交差点)となっているためです。それで、名前が判明するまで、私は勝手に「ロータリー公園」と呼んでおりました。なお、湖を泳ぐ金魚の類はともかく、亀の姿はいまだに目にしたことがありません。
夜にはやたらと若者が集まる
といっておきながら写真は夕方に撮ったものですが、それも夜には集まる若者の量が尋常ではなく、集まるどころか溢れ返りそれこそ湖にこぼれ落ちる勢いで、とても落ち着いて撮影などできたものではないという事情によります。いちど「いっしょに酒を飲もうぜ」と若者グループに声をかけられ、「ありがとうございます」と愉快に飲んだことがあるのですが、その時に伺ったお話では集まる若者は学生率が高いということでした(彼らも学生さんでした)。が、若者でごった返すHồ Con Rùaを眺めていると、もはやどの若者が学生でどの若者が社会人なのか見わけなどつけられず、(ああ、やはり自分はそういう年齢になったのだな)などということをしみじみと感じたのでした。それはともかく、日本でもそうですが、ベトナムの若者たちは刹那に集まり、騒ぎ倒し、また騒ぐことでエネルギーを発散しているように見受けられました。そのような若者たちを相手に様々な露店が元気に営業を繰り広げ、私は若者たちに酒と肴を提供していただき、お返しにギターを弾いたり、彼らにギターを渡して演奏してもらったりという夜を過ごしたのでした。
静かに憩いのスポットととしての時間帯は夕方がベストではないか
というのが私の到達した結論です。そのへんの時間帯には、Hồ Con Rùaには亀は万年の渋みといいましょうか、枯れたロマンともいうべき静謐の雰囲気が漂い感じられます。といっておきながらラウンドアバウトはバイクと車であくまでも騒々しくはあるのですが、まあそこはご愛嬌ということでいかがでしょうか。
もちろん夜に訪れて若者と異文化交流を図るもよいのですが、トイレはありませんのでご注意ください。本当に、くれぐれも、どうぞご注意ください。と経験から申し上げておきます。
【Hồ Con Rùa】
住所:Công Trường Quốc Tế, Phường 6, Quận 3, Hồ Chí Minh, ベトナム
開放時間:24時間(基本的に年中)
備考:基本的にバイクならびに自転車駐輪可能(無料 ただし路上駐輪および自己責任制)
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