公開日:2026/03/06
ベトナムで貯めたお金、日本へどう戻す?現実的な2つの方法
ベトナムで働き、貯めたベトナムドン。
・日本の口座に戻したい
・本帰国前に整理したい
・将来のために日本円で保有したい
そんなときに考えるのが、「どうやって日本円にして、日本の銀行に入れるか」という問題です。
結論から言うと、現実的な方法はほぼ次の2つです。
① ベトナムの銀行から日本へ送金する
② 日本円に両替して現金で持ち帰り、日本の銀行へ預ける
※日本で一般的な国際送金アプリは、ベトナムドンから日本円への個人送金には基本的に利用できません。そのため実務上はこの2択になります。
① 銀行から海外送金する

もっとも一般的なのが、ベトナムの銀行から日本の銀行へ直接送金する方法です。
代表例として、国内大手銀行のVietcombank(ベトコムバンク)を例に見てみます。
■ かかる費用の目安
VCBの海外送金手数料は、下記の構成となります。
・送金額の 0.20%(最低5USD)
・中継銀行手数料:約10〜20USD
・日本側受取銀行手数料:約2,000〜4,000円
💴 50万円を送る場合
・ベトナム側:最低5USD(約900〜1,000円)
・中継銀行:約1,500〜3,000円
・日本側:約2,000〜4,000円
▶ 合計目安:6,500〜8,000円前後
💴 100万円を送る場合
・ベトナム側:最低5USD(約900〜1,000円)
・中継銀行:約1,500〜3,000円
・日本側:約2,000〜4,000円
▶ 合計目安:7,000〜9,500円前後
送金額が増えても、手数料が何万円にもなるわけではありません。おおむね1%未満に収まるケースが多いのが実感です。
■ メリット
✔ 安全性が高い
✔ 記録が残る
✔ まとまった金額でも対応可能
■ デメリット
✖ 窓口手続きが必要
✖ 書類確認が入ることがある
✖ 着金まで数日かかる
② 日本円に両替して持ち帰る

もう一つの方法は、ベトナムで日本円に両替し、現金で日本へ持ち帰る方法です。
■ どういう流れ?
1.ベトナムドンを日本円に両替
2.現金で日本へ持ち帰る
3.日本の銀行へ預ける
■ 実質的なコスト
この方法では「送金手数料」はかかりません。ただし、両替レートの差が実質的なコストになります。
・50万円相当 → 数千円〜1万円程度のマイナス
・100万円相当 → 1〜2万円程度のマイナス
というケースが一般的です(レート状況による)。
また、日本円の在庫がない場合は両替できないこともあります。
■ 注意点
✔ 100万円超の現金は日本入国時に申告が必要
✔ 紛失・盗難リスク
✔ 両替レート次第でコストが変動
(補足)ベトナムでの両替に関する注意点
2026年2月9日に施行された新政令第340/2025/ND-CPにより、ベトナムでは無許可の店舗(⼀部の宝石店など)での外貨両替が厳しく規制されています。違反した場合、罰金や外貨の没収といったリスクがあるため注意が必要です。
両替を行う際は、正規の銀行、空港の両替カウンター、または「Giấy phép thu đổi ngoại tệ(外貨両替許可証)」を掲示している店舗を利用するようにしましょう。
レートの良さだけで非正規店舗を利用することは、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
どちらを選ぶべき?
| 金額 | 現実的な選択 |
| ~50万円 | どちらでも可(安全性重視なら銀行送金) |
| 50〜100万円 | 銀行送金が安心 |
| 100万円以上 | 銀行送金が基本 |
生活者目線で考えると、確実性と安心感を取るなら銀行送金が無難です。
本記事は筆者の個人調査および公開情報をもとにまとめています。
手数料や為替、必要書類などは支店や時期によって異なる場合があります。
また、2021年4月にVietcombankでの送金方法について解説した弊社コラムもあります。
掲載から時間が経っているため、現在の手続きや必要書類が変わっている可能性もありますが、参考にしていただけますと幸いです。
実際の送金時は必ず銀行窓口で最新情報をご確認ください。











