公開日:2021/11/05
日本からベトナム・タイ・カンボジアへの渡航制限の現状(11月4日現在)
1. はじめに
今回は日本からベトナム・タイ・カンボジアへの渡航について各国の制限についての最新情報(11月4日現在)をお伝えします。日本国内の新型コロナウィルスの新規感染者数は減少傾向が続いていますが、ベトナムは毎日5000人前後、タイは1万人前後、カンボジアも100名前後で新規陽性者が続いております。
一方この3か国から日本に帰国する際も原則入国後14日間の自宅等での待機や公共交通機関の不使用を要請している状況にはなります。
※10月1日以降にタイ・ベトナムについては日本が認めるワクチン接種証明書を保持する自宅等待機期間が14日から10日に短縮されてはいますが入国後10日目以降に自主検査を受け、厚生労働省(入国者健康確認センター)に陰性の結果を届け出ることが必要です。
2.ベトナム・タイ・カンボジア3か国の入国規制比較
国名 | 日本からの入国規制(11月4日時点) |
ベトナム | 入国には査証が必要。観光での入国は不可。外交旅券、公用旅券所持者のほか、重要な外交活動に参加、従事する外国人、専門家、企業管理者、高技能労働者等に査証を発給。入国時、 陰性証明書の提示、医療申告が必要。入国後14日間、原則指定隔離施設で集中隔離、集中隔離後は自宅等で14日間の健康観察を行う。2021年8月から、入国手続きの際に、ワクチン接種証明書提出した場合、集中隔離を7日間、健康観察期間を7日間に短縮する運用を暫定的に開始している。 |
タイ | 観光ビザ免除対象国(日本)の国籍者の観光目的で45日以内の滞在であればビザ免除で入国可能。2021年11月1日より、ワクチン接種証明書を保持し日本を含む63カ国・地域からの全渡航者に対し、入国後の時14日間の隔離期間を免除。実質の隔離期間はタイ到着時のPCR検査結果が判明するまでの一晩のみ。ワクチン接種証明書を持たない渡航者は、空路・海路での入国の場合の隔離期間は10日間。陸路での入国の場合は14日間。 |
カンボジア | 全ての外国人渡航者に対しての査証免除及び観光査証、e-visa、到着査証の発給を当面停止。入国を希望する場合、カンボジア大使館・総領事館等で、事前の査証取得が必要。出発の72時間前以内に新型ロナウイルスに感染していないことを証明する英語の健康診断書の提示、90米ドルのCOVID-19健康保険(20日間有効)をFORTE insurance Companyのウェブサイトで事前購入する必要がある。ワクチン接種完了者のうち、ビジネス目的での渡航者は3日間の隔離期間。その他の目的(観光等)の場合7日間の隔離。ただし,2回目のワクチン接種が完了していない場合は14日間。 11/18より、中国、日本、韓国、ベトナム、タイ、米国、欧州連合加盟国からカンボジアへ入国する企業関係の外国人渡航者で、保証人が申請・取得した支払保証書を所持する被保証人は、新型コロナに感染していないことを証明する健康診断書の提示し、入国時の検査でも陰性が確認できた場合、活動計画に従って活動することが可能。但し、入国時の同一フライトの乗客に一人でも陽性者が確認された場合、政府指定施設での隔離が義務付けられる。 |
現状ではベトナムが一番厳しく、ワクチン接種済みであっても7日間隔離+7日間の健康観察で且つ、観光目的での入国は出来ないです。一方タイは隔離免除、カンボジアについてもビジネス渡航であれば3日間隔離(観光は7日間隔離)と観光目的での入国も認めています。各国での制限にバラツキはありますが、ウイズコロナ時代の入国制限を模索し始めています。
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