公開日:2021/01/22
ベトナム田舎の結婚式レポ②
2日目早朝(4:00am)教会での結婚式とその前後
※上の写真は2:00amに美容室に行く時の外の様子
教会での式は4:00amから始まりますが、花嫁は2:00amから近所の美容室でメイクとヘアセット、ドレスへの着替えを行います。まだ朝というより夜中、それも前日のパーティーでもお客さんへの挨拶のため22:00pm頃までパーティーに参加していた花嫁はかなりハードスケジュールですが、結婚という興奮もあってか、この時点ではそれほど疲れた様子ではなかったです。
メイク1時間半ほど、ヘアセットと着替えで30分ほど(合計2時間)かかります。一日中メイクとヘアが崩れないようにしっかりと固めます。教会が美容室の近くのため、花嫁はウェディングドレス姿で(ティアラも付けたまま)4:00am頃に自身のバイク運転で教会に向かいました。
その後教会で式が2時間弱ほど行われます。昨夜やこの後の結婚式・パーティーと違い、神父によって厳かに式は行われます。お喋りや飲食もありません。
式が終わると外で撮影タイム。雇ったプロのカメラマンによって、親戚や友人と記念撮影が30分ほど行われます。(外での写真撮影中、式が終わった教会の中ではお葬式が始まりましたが気にせず写真撮影をしていました)
写真撮影が終わると、花嫁・花婿共に自分のバイクで帰宅し、しばし休憩を取ります。その間も花嫁はメイクとヘアセットは崩さないよう気を付けないといけません。この後は花嫁の家で結婚式(前日のパーティーとは違い、ちゃんとした式)が行われますが、準備は親族や業者(結婚式では人数が多すぎるため、レストランの食事とスタッフを手配します)が行うため、花嫁は休憩できます。
2日目昼 花嫁の家(屋内外)で結婚式~前編(贈り物の受け渡し)~
結婚式は12:00頃に始まりますが、その前に花婿の家から付添人が贈り物等を持って花嫁の家までやってきます。基本的には車何台かに分けて、付添人は4~5名ほど。花嫁側も同じ人数の付添人がおり、家の前で花婿の付添人から、花嫁の付添人に贈り物が渡されます。
花婿側の付添人は男性、花嫁側の付添人は女性が基本ですが、人数が足りない場合は異性の親戚が駆り出されることもあります。(今回は花嫁側の付添人が急きょ足りず、親戚の男の子が参加しました)付添人は親しい友人や歳の近い親戚が担います。男性は白シャツに黒ズボン、女性はお揃いのアオザイが多いです。
その後は家の中で親族の挨拶や、親族からのご祝儀の受け渡しが行われます。ご祝儀は紙幣の他、金(ゴールド)の装飾品のこともあります。親族からのご祝儀のため金額も大きいです。親族のそれぞれが名前を呼ばれて花嫁・花婿にご祝儀を手渡しし、その様子をカメラマンが写真を撮る、という作業がしばらく続きます。
親族でなくとも、もちろん外野として見学も可能ですが、この段階では外の結婚式場ではまだ食事も準備中のため、来ている人は親族・親しい友人が多いです。こちらの儀式が終わって外の結婚式場で飲食が始まったあたりから、招待客の数は徐々に増えます。
※豆知識※
結婚式に参加する時間帯について
可能であれば知人と時間を合わせましょう。日本のように座席は決まってはおらず、各テーブルに友人や親族ごとに勝手に座るため、ふらりと参加すると座る場所に困ります。
花嫁または花婿のみを知っている場合、彼らの親族が「外国人だから」と面倒を見てくれることが多いため親族の近くをウロウロするか、花嫁・花婿の親しい友人のテーブルに行くのがおススメです。黙って座っていると「謎のベトナム人」と認識されてしまう可能性もあるため(実際にありました)、最初に英語で「Hi ! I’m ●●●。 I’m Japanese! 」などと簡単に挨拶(外国人であることを強調)をしておくと、「おお、外国人か!」となるので、結婚式のマナーに不安がある人におススメです。