公開日:2025/10/24
ベトナム生活 ~家探し~

今回は、転職の相談時によくご質問いただく「家探し」について取り上げます。
探し方
主に、以下のような探し方があります。
① 不動産(日系不動産、現地不動産):日系不動産の場合、日本語でのサポートや、日本人目線でのアドバイスを貰えるのが最大のメリットだと思います。
また、不動産サイトには、エリアごとの特徴や賃貸に際しての注意点、生活情報なども載っており、情報収集の上でも参考になると思います。
② FacebookなどのSNS:Facebookには、現地の不動産や物件のオーナーなどが登録しているグループがいくつかあります。物件が投稿されているので問い合わせする、または希望条件を投稿してコンタクトを貰うなどで探します。
③ローカルの賃貸情報サイト:賃貸総合情報サイトが複数あります。ベトナム語で掲載されているので、ベトナム語がある程度読める方以外は翻訳アプリなどで情報確認することになると思います。
④ 貼り紙をみて直接問い合わせ:探したいエリアに直接足を運んで、Cho thuê/Room for rentという貼り紙が出ている物件に直接問い合わせする方法です。
言語のハードル・・②~④は基本英語かベトナム語でのコミュニケーションになり、契約書の確認も日本語以外となるので、①に比べるとハードルが上がります。
物件の特徴

ベット、クローゼット、冷蔵庫、レンジ、テレビ、シャワーなど、基本的な家具や設備が一式ついていることが多く、日本のように全て揃える必要はありません。ジムやプールなどの共用施設がついている物件や、施設内にコンビニやカフェがあるような物件もあります。
物件の種類ですが、一般的には「サービスアパート」(その名の通り、掃除、洗濯などのサービスが付き、水道光熱費が家賃に含まれるタイプ)か、「コンドミニアム」(マンションタイプの賃貸物件で、前述のサービスがないか別途依頼)を検討されることになると思います。
家探しのスケジュール例

筆者がホーチミンで家を探した際の実例をご参考でご紹介します。
渡航前:日系不動産をメインにいくつか事前に調べ、気になった物件の内覧を申込みしました。
渡航後:不動産の方が希望条件にあった物件をいくつか探してくださっており、内覧予約していた物件と併せて5件ほど内覧しましたが、費用と設備や環境のバランスをみて、もう少し探すことにしまた。
探し方も変えることにし、Facebookの賃貸グループサイトに、希望条件(家賃、エリア、入居希望時期、最低限希望する設備、あったら尚良しの希望条件など)を投稿すると、大量のコメントが届いたため、その中から5,6 件に絞ってコンタクトし、内覧を依頼。
その他にも、探したいエリアに行き、貼り紙を見て3件ほど直接問い合わせもしましたが、ベトナム語でのコミュニケーションで翻訳アプリは使えても苦戦したり、実際に内覧させてもらうと希望する家具や設備が無いなど、家賃はリーズナブルでしたが思った物件には巡り合えませんでした。
最終的には、渡航後2日かけて不動産、Facebook、貼り紙問い合わせを通して10数件程度内覧した末、Facebook経由でコンタクトしてもらったローカルの不動産の紹介で契約を決めました。
相場など(ホーチミンの場合)

(ホーチミン市内 朝の通勤時の様子)
エリア、探し方、物件タイプや設備環境により異なりますが、単身者の場合400~500 USD/月 程度でごく一般的な物件は出てくると思います。
また、日本のような礼金制度はありません。入居時にデポジット(保証金)を支払いますが、退去時に修繕の必要などが無ければ返金してもらえます。
なお、ベトナムでは1年間の定期契約が多く、契約満了時期以外で解約する場合、通常デポジットは返金されないため注意が必要です。
契約時には、契約書に諸条件が書かれているので、しっかり確認することが大切です。
まとめ
以上、ベトナムの家探しについてご紹介しました。
転職のご相談では、お仕事探しの他に、生活環境についても不安に感じられる方も多いと思います。安心して新しい一方を踏み出せるようサポートさせていただいておりますので、是非お気軽にお問合せください!










