公開日:2023/07/28
ベトナムのブンとフォーって何が違うの?人気の秘訣について徹底解説!
麵料理大国のベトナムではブンやフォーを使用した料理が多くありますが、ブンとフォーの違いについて知っている方は意外と少ないかと思います。どちらも米粉が原料となっている点では共通しておりますが、製法が異なります。日本ではフォーの方が有名ですがベトナムではブンの方が一般的なようです。実際にローカル屋台ではフォーよりはブンを使った料理の方が多く誰もが知っているブンチャー、ブンボーやブンティットなどブンと言っても様々な種類があります。
ブン(bún)ってなに?
ブンは押し出し麺という特徴があります。イメージとしてはところてんのような細かい穴の開いた機器を使用して麺を押し出して成型します。ストレート麺やちぢれ麺などの種類があり料理の幅も広いです。つけ麺の様にブンをスープに浸けて食べるまたは油そばのように和えて食べる時はちぢれ麺。ラーメンのようにスープに浸した状態で食べる時はストレート麺のように料理によって麺を使い分けます。
また、ちぢれ麺でも食べ方によって麺の太さが異なります。
ブンは国民食として愛されていますが、ライスペーパーの産地のメコンデルタ地方で特に名物とされているそうです。
フォー(phở)ってなに?
フォーは米粉と水を合わせ延ばしてから切り出す麺のため、形状も平麺のようになります。昔は手作業で作っていた為、製法も複雑で時間もかかっていたようです。現在では自動化されているので手作りのフォーが食べることができるお店は貴重です。
また、フォーにも種類があり、スープがあるノーマルなタイプ、混ぜそばのように具材と混ぜて食べる混ぜフォー、一風変わった揚げフォーなどもあります。
ブンを使ったベトナム料理一覧
前述した通り現地の方にとってはフォーよりブンの方がなじみ深い点から、料理の種類も豊富です。下記にブンを使ったおすすめ料理をいくつかご紹介致します。
【ブンマム(Bun Mam)】
ブンマムとは「ブン」と魚を発酵させた「マム」を使用した麺料理です。癖のあるスープが特徴で好き嫌いがはっきりと分かれる料理です。まだチャレンジしたことが無いという方にはぜひ一度食べて頂きたい一品です。
※おすすめのブンマムのお店【Bún Mắm Cô Ba】
【ブンチャー(Bun Cha)】
ブンチャーはブンと炭火で焼いた豚肉や肉団子が入ったスープにブンをつけ麺スタイルで食いただきます。北部ハノイの名物とされており、酸味が強く胡椒が効いてはっきりとした味わいです。南部のブンチャーは甘みが強く北部よりあっさりとした味わいで北部より食べやすさはあります。どちらのブンチャーも特徴があり美味しいので食べ比べてみるのも良いかもしれません。
※おすすめの美味しいブンチャーのお店【Quan Nem Restaurant】
【ブンボーフエ(Bun Bo Hue)】
ブンボーフエは牛骨からでた濃厚な旨味と酸味の効いたスープにもっちりとしたストレート麺が入ったベトナム中部にある「フエ」の名物料理です。現在ではベトナム全土で食べることができます。ホーチミン市内のローカル屋台も多数あるのでぜひ一度召し上がってみてはいかがでしょうか。
※おすすめのブンボーフエのお店【Bun Bo Hue Thuong】
https://maps.app.goo.gl/RWu1forbJVrTdz8y7?g_st=ig
ベトナムで大人気!フォーとブンって何が違うの?人気の秘訣について徹底解説!【まとめ】
同じ米粉から作られた麺でも製法が違うだけでこれだけのバリエーション豊かな料理を作り出せるベトナムの方々はすごいですね。今回調べた結果、ブンもフォーもどちらも国民食として愛されておりますが、ブンの方がよりバリエーション豊富な料理があり、現地の方々の食生活にも根付いていることがわかりました。
今回紹介しきれていないブンやフォーを使用した料理も多数ありますが、それは今後のコラムでご紹介したいと思いますので乞うご期待!
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