公開日:2017/09/08
海外現地採用の選考期間について
今回は日本よりも「書類選考」~「面接」などの選考期間が長くなる背景について説明致します。
転職希望者の立場に立つとなぜ選考結果が出るまでに選考期間が長く不安に思われると思います。
以下3点が選考期間の長期化の背景です。
1点目:採用判断が日本本社にある場合
そもそも採用判断について、現地法人側には決済権がなく、日本本社と調整しながら進めている場合があります。面接の印象や採用する理由などを日本の親会社に報告してコンセンサスを得る必要もあり、現地の面接官は応募者と本社との間で板挟みになっている場合も多いです。
2点目:面接経験や採用業務経験が少ない面接担当者が多い
海外進出の日系現地法人の多くは、日本とは違い、日本人採用について人事専門の担当が不在な場合が多いです。
※海外法人の総務・人事は現地スタッフの管理がメインになります。
結果的に日本人採用の担当は駐在している現地法人社長や責任者クラス方が行っています。通常の業務以外になり、面接調整に時間を要したり、対応が遅くなる場合も多いです。採用基準が属人的で判断できない場合などもあります。
3点目:採用計画や採用自体が不安定な場合
ベトナム進出自体の急な中止、海外法人側の急な事業見直し、日本人採用については日本本社からの出向者・出張者対応に変更するなど募集自体が保留になる場合や中止になる場合もあります。
日本よりは計画的に採用業務を行っている会社は少ないです。
海外では事業環境が急に変化する場合や、日本本社の業績に影響を受ける場合もあり、不可抗力な状況にもなりやすいです。
弊社としては迅速な選考結果報告を心がけています。時間を要する場合には出来るだけ丁寧な説明をさせて頂いています。
他社選考(直接応募・他社紹介会社経由)が長引きご不安な場合等もお気軽にご相談頂ければ幸いです。