公開日:2023/03/17
リファレンスレター(推薦文)の提出を求められたら
日系企業に転職する際にはあまり馴染みのないリファレンスレターですが、外資系の企業ではリファレンスレターの提出を求められるケースが多くあります。また、ベトナムに進出している日系・外資系企業でもリファレンスレターの提出を求める企業もございます。
今回は、リファレンスレターを求められた際の依頼相手や書き方・内容ついてご紹介致します。
リファレンスレターとは
以前の職場の上司や先輩、同僚など候補者に近い関係者から候補者の業務上の評価、能力や人柄などを記入してもらったレターの事をいいます。企業側から見ると、応募者の働きぶりを知る第三者からの評価情報になる為、企業が求める人材かどうかを判断する材料となります。これにより、候補者と企業とのミスマッチを軽減する事にも繋がります。
リファレンスレターの依頼相手・内容について
適切な依頼先(推薦者)
リファレンスレターを依頼する際は、誰に頼むかが重要になります。通常は、候補者の仕事ぶりを最もよく知る現在もしくは過去の職場の直属上司にあたる方に依頼します。
推薦者の職位(ランク)は高い方が無難ですが、実務上の関わりがない役職者に依頼をして無難な内容の推薦状を出してもらうより、仕事ぶりをよく知っていて、自分の事を高く評価してくれる上司や先輩・同僚が書いた推薦状の方が、より説得力が出てくるかと思います。その為、自分の事をよく理解している方に依頼することをお勧めします。
リファレンスレターの内容
リファレンスレターの主な内容はブロック毎に分かれています。
※日本語と英文のリファレンスレターの雛形は以下から無料でダウンロードできます。
・冒頭(自分の名前・メールアドレス・住所)
・応募先の企業担当者情報(受取人名・会社名・役職・住所)
・推薦文(推薦する具体的な理由の要約)
・推薦者との関係性などを記載した部分(推薦者氏名・役職)
・署名
まとめ
日本ではあまり馴染みのないリファレンスレターですが、書類選考含めて採用の合否に響く大事なレターになります。「因果は巡る」とも言われていますので社会人として誠実に退職して頂き、ご自身の味方になってくれる方を慎重に選んで書いてもらいましょう。