公開日:2023/03/31
旧暦の3月10日は、フン王の命日で祝日になります。
2023年は4月29日(土)にあたる為、5月2日(火)が振替休日になります。
ベトナムは日本と比べて祝日が少ないため、ベトナムで働く日本人にとっては貴重なお休みになります。
今回は、そんな貴重なお休みの1つであるフン王の命日についてご紹介致します。
2023年ベトナム祝日について
ベトナムの祝日は年間11日間になります。
日本の祝日は例年であれば年間16日間、隣国のカンボジアは21日間、タイ・フィリピンは19日間、マレーシアは14日間と、ベトナムは他の東南アジアの国々と比較すると少ない印象です。
以下がベトナムの祝日(2023年度)詳細です。
1月1日(水):新暦の正月元旦
1月20日(金)~1月26日(木):テト(旧正月)休暇 ※例年は平日5日間祝日 ※1月22日がテト(旧正月)元旦
4月29日(土):フン王の命日 ※土曜日になる為、5月2日(火)は振替休日
4月30日(日):南部解放記念日 ※日曜日になる為、5月3日(水)は振替休日
5月1日(月):メーデー
9月2日(土):建国記念日(2021年度から一日追加)※土曜日になる為、9月1日(金)・4日(月)は振替休
以上になります。
ベトナム王朝について(歴史を変えた4つの王朝)
ベトナムは建国千年を超える歴史ある国です。
そのほとんどの期間において中国やモンゴル、フランスなどから侵略・支配されていたり戦乱を繰り返したりしていました。
今回は、ベトナム古代からベトナム国家形成までの中で、歴史を大きな変化をもたらした4つの王朝についてご紹介致します。
ベトナム古代
紀元前1万年前~ベトナム国家形成と中国(漢)からの支配
統合国家時代(2世紀~15世紀)
リー王朝(1010年~1225年):中国からの支配を終わらせた。ベトナム史初の長期政権。1054年には国名を大越国とした。
チャン王朝(1225年~1400年):チャン・フン・ダオ将軍の指揮下で、ハノイに政府を設立。モンゴルからの侵攻を撃退。
南への勢力拡大(15世紀~17世紀)
ル王朝(1428年~1527年):科挙や儒教・仏教を熱心に取り入れ、律令制度の整備を行い政治を安定して行った。南への勢力拡大。
最後の王朝(19世紀)
グエン王朝(1778年~1802年):中部・北部を制圧してベトナム全土を統一。国名は越南国(えつなんこく)とした
現在のベトナム国家主席は?
現在のベトナム国家主席は、ボー・バン・トゥオン氏です。
トゥオン氏は1970年生まれ(現在52歳)で、南部ビンロン省出身です。
ベトナム社会主義共和国に改称された1976年以降、最年少の国家主席です。
フン王の命日ってなに?ベトナムの祝日や具体的な日程などを含めて解説!【まとめ】
フン王は、ベトナム史上初の国家とされるバンラン国の18代にわたる歴代王の総称です。フン王の命日は2007年に祝日に制定され、ベトナムの国家と民族の基礎を築くために尽力した18人の王の功績を称える日になります。
フン王は、ベトナムの伝説の王であるラック・ロン・クアンとアウ・コーのご子息で、紀元前2879年~紀元前258年までバンラン国を建国・支配しました。
バンラン国は、現在のベトナム東北部のフート省ベトチー市が中心地だったのではないかと言われています。
その為、ベトチー市にはフン王をまつる神社があり、フン王祭りが開催されます。現在、フン王を称える祭りと民謡の3つがユネスコの無形文化遺産に認定されています。
外国人から見ると、単なる祝日の1つですが、ベトナム人にとっては自分たちのルーツである大切な日になります。
ベトナムをより深く知る為に、ベトナムの歴史をひも解いてみるのを良いかもしれません。
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